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東川町の温浴施設「きとろん」がプレOPENしましたよ。

東川町の公共の温浴施設「きとろん」が7月20日にプレオープンしました。
当面はご利用を町民限定とし、8月20日より町外の方にもご利用いただけるグランドオープンとなります。
建物の外観や意匠面が隈研吾氏の監修によるものとしても注目を浴びることでしょう。
施設運営は(株)東川町振興公社。レストランは(株)トーホウリゾートの監修です。
これまでの経緯に興味のある方は、以下の過去記事を参照ください。

さて、初日の今日(7月20日)、さっそく行ってきましたので軽くレポートします。
まずは混雑状況から。決して広い入浴スペースがあるわけではないので気がかりなところです。
しばらくは混雑するだろから、ひと段落した頃に行こうと思っていたのですが、きとろんのホームページに混雑状況が1時間おきに更新されるようになっていて、それを見ると「空いています」とのこと。
それで16時30分頃に入ってきましたが、他に1〜2名がいらっしゃるのみ。
ゆったりと入浴&サウナを楽しむことができましたよ。

18時30分頃に帰る頃には、仕事を終えた方や家族連れなどのグループが次々とやってきました。
町民限定ということに加え、みなさん混雑を警戒してなのか、初日の混雑はなかったようです。
おそらく平日の日中はくつろいで入浴できるのではないでしょうか。

1階はショップ&レストラン

浴室は決して広くはないのですが、前面のガラス張りのおかげで開放感があります。
そして良い香りがします。サウナ室のローズマリーのおかげか、ボディソープの香りなのか。嫌な塩素の匂いもしません。
大雪山の伏流水の特性なのか、それともトロンの効果なのか、肌あたりの良いお湯が心地よいです。

トロン発生装置が腰のあたりにあります。
建て替え前の旧トロン温泉のような、高温で気合を入れないと湯に浸かることがままならないこともなく、浴室内の蒸気がむんむんということなく、子どもでも十分入れる温度です。
逆にあの旧トロン温泉を愛してた方には物足らないでしょう。
あのお風呂に入ることを「修行に行く」と言ってた方もいるくらいでしたからね。
腰痛に効くとかの効能のほどはちょっと分かりません。
良くも悪くも万人向けのお風呂になりました。
いずれにしても温泉ではなく、冷水をボイラーで沸かしたお風呂で、温浴施設です。

大階段を2階より

サウナは2部屋。ひとつは暗い部屋でセルフロウリュ式。6〜7人。自分で水をかけて蒸気と温度を上げることができるようになってます。こちらの壁にはローズマリーがかかっていました。
もうひとつは眺望が開ける明るい部屋で、こちらは自動のロウリュ式。10人くらい。
95℃くらいの高温とスチームサウナのような湿度感で、サウナが得意でない自分は1分くらいが限度でしたね。

キトウシ山の中腹に位置するお風呂からの展望は素晴らしいものがあります。道内でも有数と言って良いでしょう。
前面大きなガラス張りになっているところから、目隠しのため白いぼかしのフィルムが貼ってあるのですが、それが残念なようでいて、逆にまるで雲の中にいるような感じに見える効果があるのです。
フィルムの上はでっかく空。雲の様子をぼんやり眺めての入浴も一興です。
そして肩まで湯に浸かると、フィルムの下端から東川町〜旭川市に至るまでの広大な水田風景がスリットのように見える仕掛けになっていましたよ。

こんな感じです。イメージ写真

アメニティはボデイソープ、シャンプーそしてトリートメントがあります。
シャワーヘッドは今流行りのものが奢られてましたよ。シャワー強弱とミストが変えられて肌にも良いらしいです。素晴らしい。

浴場内に裸で寝転がれるベッドが2箇所。
テレビが見られる部屋もあります。
大きめの浴槽(8人くらい?)、小さな浴室(香り風呂 2人くらい)、半露天(6人くらい?)とサウナ2部屋に水風呂。そしてテレビがある部屋。
いろいろ試しているうちにすっかり時間も経って、とてもくつろげました。
これで町民500円とは(町外1000円)。
居合わせた高齢の方は「最高だわ」と言ってました。
新しい施設。新しいお風呂って気持ち良いですね。

屋上のテラスにて

今回、空いていたので満喫することができました。
しかし、先述のようにきとろんのホームページで空き情報をチェックしてから出かけることを強くお勧めします。

きとろんのホームページは以下より。
レストランメニューもあります。


多額の税金が投入されて出来上がった東川町の施設です。
町民の財産として利活用していきましょう。