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議員力アップを目指して

11月5日札幌で行われた、議員のための「議員力アップ基礎講座」を受講してきました。

テーマは「効果的な質問・質疑のチェックポイント」。
興味津々の内容に惹かれて行ってきました。


議員が議会の場で行う「一般質問」と「質疑」
それぞれ字面だけでは分かりにくいと思いますが、
「質疑」は定例会、臨時会に関わらず、行政執行側が議会に提示した議題に対して議員はその都度不明な点、疑問に思う点を聞くことができるというものです。(疑義をただすだけで自分の意見は述べることは許されない)
分からないまま採決しないということですね。

「一般質問」は定例会の時だけに許可されたもので、議員が行政執行側に対して行政全般について質問して良いという権限のことになります。
このブログでも6月の定例会の「財政のこと」、9月の定例会の「子ども子育て支援のこと」について、私が「一般質問」した事の顛末や内容を書きました。

https://note.mu/tats_iizuka/n/n42e9f61a62bd

https://note.mu/tats_iizuka/n/ne0ac90462fc3

その文中にも書きましたが、議会の場で質問するということはどういうことなのか。どういう意義を含ませたものなのか。
が、織り込まれていないと、ただ単に「町長に聞いてみた」で終わってしまいます。

「一般質問」は議員に与えられた特権であり、いわば議員の「見せ場」でもあります。
その分、きちんとした内容のものでなければ意味が無いどころか、議会の時間の無駄、町民にとってなんのプラスにもならない出来事になってしまいます。


講義では、疑問をもって行政執行側に問い質すからには、それが効果的なものであるために事前の準備、当日のやりとりの方法、より良い答弁を引き出す方策など、具体的な話を聞くことができ有意義な時間になりました。
(ここで詳しい内容を書くのはやめておきます)


「議員向けの講習」というものが、年中かなりの数が全国で開催されています。
だけどその多くが首都圏や大都市。あるいは春に5日間の合宿で出向いた滋賀県の研修施設での開催など、北海道から遠くで催されることが多く、日程的、金額的に都合がつかないことがままあります。
今回、札幌で自分の興味のある内容の講義が開催されたことは非常にラッキーでした。

参加者は8名とやや寂しく感じましたが、他の議員とコミュニケーションが取れたことも良かったです。

お一人の方とは昼食をご一緒させてもらい、その町の議会の(生々しい)様子などをじっくり聞かせていただいたり、こちらの(あふれんばかりの)愚痴を聞いてもらったり・・・。
有意義な時間になりました。


議員になって以来、議員会主催や、議長会主催の大きな講演会に何度か参加しましたが、いずれも得るものが少なかったのが不満でした。
各市町村議会議員全員参加。参加費は無料。というものはとかくそういう中身の薄い講演になりがちですね。講演者がどんな素晴らしい肩書きを持って壇上に立たれてもです。

それより、有償のもの、申込み制のものは、講演する側も参加する側もそれ相応の覚悟と緊張感を持ってその場に集まっているので、自ずと質も高いものになりますね。
そしてテーマはピンポイントの方が良い。
全体的な総論を聞かされても、さらっとしてるだけですからね。
これは自分も同じこと。
しゃべる時には全体的な視野を持ちつつ、ピンポイントに的を絞って話すことが効果的だということを、この頃よく感じます。