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夏が似合う子になりたかった

にしても、梅雨が長すぎる。もう8月も目前だというのに、こうもしとしとと雨に降られると、まだまだ6月の半ばくらいなんじゃないかと思ってしまう。

かと言って、梅雨が明けた後のあのピカ―ッとした日差しも私はあまり好きじゃない。よくニュースの天気予報の最初に現れる、あのピカ―ッとした日差し。あれを浴びると、「へいへい、もう私は降参ですよ」と家に引きこもってしまいたくなる。汗もかく。日焼けもする。湿度もしんどい。

春と夏がどうやらあまり得意じゃないらしいとは薄々気づいていたのだけれど、そんな長期スパンで省エネモードを発揮するわけにもいかない。それでもどうしても、「うあー」と脱力してしまう。まるでサマージャム'95の歌詞そのもの。

夏が似合う女の子に生まれてみたかったなあ、と思う。汗をあまりかかず、日焼けもせず、麦わら帽子に長い髪が似合うような子。白いワンピースをさくっと着こなせてしまう、どこか儚げな子。夏フェスでタオルを首から下げて満面な笑みを浮かべる子。

でもきっと今年は、どちらかというと家にこもることが正当化される夏になる。そう考えるとちょっと気楽な気持ちになる。「夏休み、何した?」に対して全く中身を伴わなくても許されるわけだ。

新たな趣味を見つけ出そうとも思っていたけれど、最近は原点回帰としてごろごろしながら本を読む楽しさが完全に復活しつつある。いっそのこと、がっつりおうち時間を楽しんでみようか。

あまり中身を伴わないnoteになってしまった。残りあと少しの梅雨、しゃあしゃあと乗りこなしていきたい。

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