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第一章あとがきと、第二章

毎日noteを、これにてストップしようと思います。そして、ちょっとだけ更新頻度を落としつつ、noteを続けていこうと思います。

『もがき苦しんででも、文章を書くことだけは諦めたくない。そんな自分を、本当にしてあげたい』

noteを始めた日に、私はこう書いていました。そして、その日からコツコツとnoteを書くようになりました。

もっとすぐに更新は途絶えてしまうと当初は思っていたのだけれど、毎日noteは思いのほか楽しかった。自分が感じたことやその日に起こったことを心に留めること。とりあえず書き起こしてみること。推敲をすること。とにかくとにかく、もがくこと。全然アイデアが思いつかない日でも、書く気力がないような日でも、どうにかこうにかしがみついていました。

続くことは意外でもあったけれど、心のどこかに埋もれていた「文章、好きだ―!」という気持ちは常に私の中で叫び続けていました。そして、その叫びは毎日私を支えて、一歩一歩前進させてくれました。

4,5月を乗り越えたあたりから、毎日noteを始めたきっかけについて考えるようになりました。

どうやら私は、十分、そしてまだまだ、文章でもがくことができる。
「特技は?」と聞かれたときに、このnoteのことは言わなくても「文章を書くことです」と言えてしまうようになった。さくっと書いた文章が、他人から「すごいね」と評価されるようになった。そしてそれに対して謙遜するのではなく、少しだけ胸を張れるようになった。

これは私にとって、本当に大きな変化でした。何の努力もせずに、文章が上手い人に憧れたり嫉妬したりする以前の私は身を潜めてくれました。もがくことができるという事実が、今の私を確実に作り上げています。

それと同時に、noteを書くことが惰性的に繰り返されるようにもなっていました。夜頃にネタを考え、思いついたことを完結させる。そのプロセスを磨くことが毎日繰り返されるようになってしまっていました。

長々と説明したけれど、要するに、目標達成なのかなあ、と思う地点にコツンとぶつかったと同時に「これは頭打ちになってしまっているんじゃないか」と思ったのです。

「文章でもがいてみる」というぼんやりとした目標を立ててしまった私がこれはいけないけれど、この感覚はすごく正しいと自分で思っています。

気分の上下に関わらず、体調の良不良に関わらず、投稿をすると誰かが通りすがりで見てくれたり、スキをしてくれる。でも、そのちょっと幸せな状況に甘んじてしまっているんじゃないか、これが自己肯定につながってしまっているんじゃないか。そんな風に考えては少しずつ悩んでいました。

実際、このnoteはずっと下書きに保存されたまま、「今日もいいや」「今日もいいや」と先延ばしにされ続けてきました。じわじわと方向性を見誤る前にと、踏ん切りがついたのがたまたま昨日でした。

文章を書くことを自己肯定のツールに変えてしまわないために。より良い付き合い方が出来るように。そんな前向きな決定です。

それでも、ここで「じゃあ次は気が向いたら更新します、さよなら!」ということにすると、すーぐに文章を書かなくなってしまうのが私の性。ついついリセットボタンを押したくなってしまう自分と何も変わらないし、シンプルに今までの流れがただの『経験』になってしまう。

毎日更新は、ある意味分かりやすい「強制」でした。そしてそれに対して、素直に良い面を認めている自分もいます。

だからまず手始めに、「2日に1回更新」にしてみたい。そう思っています。

何しろ、毎日文章を書き続けていても、まだまだダメなところなんてたくさんある。文体だってめちゃくちゃだし、あんまり自分でも気に入っていない。何かと強引な部分もあれば、面白味のないところだってある。

要するに、まだまだ発展途上だこそ、もうちょっと煮詰めるのもありかなあと思っているわけです。(本当はこれ、毎日noteと並行してやりたかったんだけれどそれが無理だったから、というのもあります。)

とかいろいろ考えての、2日に1回更新、です。2日かけて1本作らなければならないなどというルールは定めないけれど、今まで通りじゃあちょっとおもしろくないので、もっと読み応えのあるもの、面白いものをこれからも自分で組み立てられたらなと思っています。そう、これからも。

最後に、ささやかですがフォローしてくださった方々、いいねをくださっていた方々、本当にありがとうございました。

毎日人のフィードに登場するということを常に念頭において書くことだけは、とにかくとにかく心に留め続けていました。「こいつ、今日はあんまりおもしろくないな」「こいつ今日、noteを書く余裕が感じられないな」という日もあったかとは思いますが、それでも気長にフォローしてくださっている人がいたからこそ、「毎日書こう」「もっといいものを書こう」と思い続けられました。

noteという場で文章を書くことを選んで、本当に良かったです。これからもまた、よろしくおねがいします。

では、また2日後に。



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