逆を考える
算数の問題を解くひとつのコツとして、「逆を考えよ」というのがあります。女子の人数を求めるには、男子の人数を先に求める。斜線部分の面積を求めるときに、白い部分の面積を求めて全体から引く。
自分が何を求めているか、分からない。特に若いときはえてしてそういうものです。そんなとき、「逆は?」という視点を試してみるのはどうでしょうか。「こうはなりたくない」「こんなふうに生きたくはない」と。
へたをすると欲望の塊になりそうですが、そこはもう少し真摯に、価値観の点で考えてみます。「嘘をついて生きたくはない」とか「人を傷つけたくない」とか。
すぐにそれで見つかるとは限りませんが、その意識をもっているとき、目に見えるもの、経験するものの中に、「これかな」と思えることが心にとまるかもしれません。そして、自分が否定するものの中に呑み込まれていくことからも、守られるように思うのです。
#幸せのバイブル
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