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君はどうコミケに行くか ~一般参加者がコミケに持っていく金銭(キャッシュ)について~

 夏コミも近づいてきましたので思わせぶりなタイトル付けましたけど、私が最後にコミケに行ったのはコロナ禍影響前なんですよね。立花です。(サークル参加予定だったC98が中止となったのを考えると2019年冬が最後)
 そう考えるとここ数年離れていたことで古い話になってしまうかと思いますがその辺り堪忍してください。

 コミケの一般参加者がリストバンド制になるとかいろいろ変化がある状態ですが、コロナウイルス感染症が5類になったこともありここ数年抑えられていた一般参加者もまた増えるのではないかと考えております。(医療関係者としては性質自体が変わったわけでないコロナウイルスのことを考えると複雑な思いではありますが)
 そう考えるとコミケ初心者というか同人誌即売会初心者もそれなりに参加するのではないでしょうか。
 既にいろんなところで言われているため熱中症対策については今回私からは語りません。
 今回は一般参加者として持っていく金銭(キャッシュ関係)について書いておこうかと思います。


同人イベントは現金が大原則

 クレジットカードやQRコード決済の進んだ昨今でも基本的にサークルとのやり取りには現金が使われます。
 これは同人イベントに参加したことのある方なら常識な話ですが、私がこの数年一般参加した他の同人イベントでもその傾向はほとんど変わっていませんでしたのでコミケにしても同様だと思います。
 理由としては「これからはじめる同人イベント最速キャッシュレス」(2019年 水越柚耶著)で述べられていますが取引の時間が現金と各種キャッシュレスシステムでは違ってくる点にあります。大抵の場合現金でやり取りした方が早い。(PayPayのような置いてあるQRコードを読み込んで金額入力してもらえばいいという形式もあるので前述の参考文献のときよりは早い処理も可能になっているとは思いますが)
 特にシャッターや壁クラスのサークルさんの場合は捌かなければならない数の問題があり、人によって支払い方法を変えられるよりも支払いを現金に統一した方がやりやすい。
 その中でも「比村乳業システム」とも言われた比村奇石氏のサークルの方法は現金で統一したからできた高速処理システムだと思います。
 あとサークル側としてはキャッシュレスシステムの導入がめんどくさい反面需要面が少ない。
 この辺りは私のサークルがコロナ禍以前からキャッシュレス支払い用として「Square」を導入しておりましたが、現金以外で支払われたケースはほとんどありませんでした。(1イベントで1件もないのがざらというレベルだった)
 今はキャッシュレス決済など導入しているサークルさんもいくらか見ますが、やはり大半のサークルは現金のみという印象です。
(比較的単価が高くなるグッズ系サークルはともかく、先に述べた列の出来るような大手サークルだと処理速度の問題があり、本当に小規模サークルだと導入費用などでメリットがない)


持っていく現金の種類

 現金を用意することは述べましたが、できればその種類にも気をつけたいところ。
 結論から述べると「100円玉」「500円玉」「千円札」の3種類でしょう。
 サークルさんも10円単位以下の値付けをするところはほとんどありませんのでこの3種類を沢山用意することで大体大丈夫です。
 用意するには日常の買い物時に意識して100円玉や500円玉を集めるようにするか銀行で両替するなどですかね。
 ただ注意しておきたいのが、用意するのにゲームセンター等の両替機で両替だけするような人がいます。ゲームセンター等は銀行で手数料を払って100円玉とかを両替して作っているので両替だけの行為は迷惑行為になります。
ゲームセンターで両替するならちゃんとゲームして欲しいです。

 あと高額紙幣についてですが、全く使えないというわけでもありません。
 ひとつは比較的単価の高いグッズ系サークルや既刊が多数あってまとめて購入するようなとき。
 通常から大きな金額での取引になるので高額紙幣で対応してくれるところが多いです。
 もう一つは大手サークルに遅い時間に行ったとき。
 この場合は既に細かいお金が大量にある事が多いため、それをまとめたいという意味で高額紙幣での支払いを歓迎してくれたりします。
 それ以外はあまり高額紙幣の出番は無いと思います。

 余談になりますが旧紙幣(100円札など)を持っていくという例もありますが、これはサークルの人と顔見知りでネタが分かってくれるようなところ以外では使うべきでは無いと思います。
 なぜなら処理がめんどくさいから。
 サークル側の年齢の新陳代謝が進む中で、旧紙幣などを知らない世代が偽札と勘違いする事例もあるそうなので、やめて置いた方が無難です。


立花氷香が金銭を用意する場合

 では私がサークル一般参加するときの金銭関係の用意について参考までに述べておきます。

  1. 使用する上限額を決めておく(使いすぎないようにする)

  2. イベントで使う財布と滞在費などの財布を分ける(食費や宿泊費、交通費などまでイベントに使わないようにする。最近は滞在費関係はキャッシュレスで済むことが多いので楽)

  3. イベント用財布に上限額とは別に万札か5000円札を1~2枚入れておく(1.とは矛盾するがコミケに行けばチェックしてない作品に出会うこともありその対策のための余裕)

  4. 現金の用意は千円札と100円玉中心(1サークルで2冊以上買う場合を考えると千円札の需要は割と高い)

 人によっては100円玉だけ入れたコインケースを用意するなど利便性に長けた方法もあります。


最後に

 今回はコミケの一般参加者としての立場で書きました。
 私は今までコミケに一般としても自サークルの主としても、他サークルの売り子としても参加しました。そしてそれぞれの立場で作品と金銭のやりとりには思うところはありました。
 社会で生活すると分かりますが、金銭というのはよくトラブルの原因となります。
 それ故にトラブルを避けるためにも金銭のやり取りに関してはスムーズさと正確性が必要になります。
 だからこそどの立場であれ金銭のやり取りに関しては工夫を考える必要があると思います。

 コミケにはお客様はいない、一般もサークルもスタッフも「参加者」である。
 参加者である以上、コミケという大イベントをスムーズに運営させて無事終わらせる必要があります。
 それぞれの思い出のためにも。


参考文献

コミックマーケット年表(コミックマーケット公式サイト)
・「これからはじめる同人イベント最速キャッシュレス」(2019年 水越柚耶)
【コミケ】訓練され過ぎた参加者と比村乳業スペースによる超高速頒布動画が話題に #C89(togetter)


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