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同じ職場で違う価値観が交わるところ 〜病院で働いてみて〜

外が暑すぎるのですが。
立花です。

どこでもある話かとは思いますが、大抵の人々はコミュニティを作ったり、そこに入ったりして生活しています。
わかりやすいのを挙げると地域やら学校やら職場やらですかね。
そしてコミュニティごとで価値観や常識が生まれてきたりします。
経験ありませんかね。自分の身の回りでは常識だと思ってたことがちょっと違うところ(コミュニティ)に行ってみると全然違ってたりということが。

私は医療機関に勤めていますが、その中で気がついたのが同じ職場にも係わらず価値観が異なる人々が共存しているということ。
それには医療機関という場所がいろんな職種で成り立っているところにあると思っています。
医療機関というところは医師を初め看護師などコメディカルや事務職、またそれらの中でも常勤や非常勤、派遣とか委託とかといろいろな人々が働いています。(注:コメディカルとは医師以外の医療従事者のこと。実は定義がいまひとつはっきりせず、昨今チーム医療が推進される中で時代に見合わないと使用しない団体がある一方で、それに換わる言葉もないのであえてここではこう書きます)
そしてそれぞれの職種ごとで収入も変わってきます。
参考までに「民間医局」さんの出している医師の平均年収では1,378.3万円とあります。
無論医師の場合は診療科や年齢や地域差なども大きいのであくまで参考値(特に若いうちは長時間勤務で時給にすると激安というのもよくある話。病院で寝泊まりしている研修医も多数見てきました)としておきますが、そこそこの年代で役職つきになれば高所得であると思います。
所得が変われば生活スタイルも変わるというのが世の常。
子供がいれば私立の小中学校に行かせる話も聞きますし、大学受験は医大など高偏差値の大学入学の話もざら。
趣味にしても車やゴルフなどの割と金のかかる話も出ますし、投資について話すこともあります。
(あくまで私の経験談。絡みのある医師が先に書いた通りそこそこの年代ということ前提でと思ってください)

一方で一サラリーマンとしての給与しか貰ってない自分とは生活レベル的に差があります。
それが同じ職場で働いているのです。

ここから先は人によって考え方が変わってくると思います。
このレベル格差に妬ましさを感じる人もいるでしょう。
ただ、私の考え方としては価値観の違う人と交わる事の出来るいい機会でもあります。
チーム医療の進む中で職種の違いはあれども仕事を共にする「同僚」であって「敵」ではないわけです。
同じ職場にいながら価値観の違う人と話が出来るのはある意味貴重なんじゃないかと考えます。自分の中の価値観などをアップデートするのにも役に立ちますしね。

狭い世界で同程度の価値観を持つ人とのコミュニティで生きるのも手段であります。楽だし、余計な頭使わなくてもいいですし。
ただ違う価値観の人と対等に近い形で話ができるというのは社会に出てからだと余程精力的な活動しないと難しいので、そういう意味では病院で働くというのは価値あることではないかと考える訳です。
(とはいえ受け身姿勢だとどこ行ってもそんな関係作れるわけないので、ある程度の積極性とか話をするための技術や空気読みの技術などがいるとは思います)


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