我々の目は肥えすぎた~ネット時代のクオリティ~

どこの誰かがつぶやいたのかは忘れてしまったのだが、かつて比較をする対象というのはクラスの中とか学校だとかで、その中なら上位にも立つことができて自信を持って作品を作ることができた。

一方、現代は比較する相手はネットを通じた老若男女関係ない世界中であり、自信をなくして作品を作ることができないというものだった(はず)。

ネットの世界は幅広いものを見られるようになった一方で、目が肥えすぎたのだと思う。

ネットの世界で目が肥えすぎた以上は、作ったもの自体が広い世界では通用しないと言うことを理解してしまうのだろう。
そしてその評価は大体正しい。
何せ評価するする側も同じようなものを見て育ってきたのだから。

容易に作品を晒せる世界ってある意味不幸ですよね。


ただ、ニッチなものについてはこの限りじゃない。
どこでどんなものが刺さるかわからないから。
大衆受けできる作品が作れるのが努力と才能ならば、ニッチで受け入れられるものは感性と運によるものだよなぁ。

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