採用面接で聞くこと ~就職氷河期を生きて~

最近Twitterのフォロワーさんが就職活動で何社も落ちて辛いみたいなツイートをするのを見たわけで。
新型コロナの影響による不景気によるものなんでしょうかね。
私が就職活動していた時も氷河期で、正確な数は思い出せませんが、書類落ち含めて少なくても50社は落ちていました。
何か月も就職活動に時間と費用を費やし、最初の志望から変わりに変わった挙句にようやく採用をもらえたわけです。
そんな私も今では採用に関わることもあり、面接をする側にもなりました。
今日はそんな当たりの話。

私が面接をする際にしないようにしている質問があります。

それは「なぜこの会社を志望したのですか?」

確かに面接に入るようになって初めは聞いていたこともあります。
しかし、ある時思ったのが自分の就活の時のこと。
志望理由はまず聞かれる質問なわけですが、正直この質問の回答を毎度考えるのが辛かった。
なぜなら、終盤なんてどこか採用されればいいなんて考えだったので応募する会社に思い入れなんてないわけなんです。

そもそも一部上場の有名企業ならいざしらず、就職活動で受けるようになった企業は求人を見て初めて知ったような企業も多い。
ぶっちゃけ何で応募したかと問われたら募集してたのを見てとしか言えない。
そんなわけで、誰でも知っている一部上場してるような有名企業でもない以上はこんな質問しても意味ないと思っています。(一部上場していても知らない企業もあるので一応)

反面聞くのが、「なぜこの業界を選んだか」ですね。
会社そのものには思い入れがなくても、業界には思い入れがある人って結構いると思うのですよ。
「この会社でなきゃ嫌だ」のような考え方でなければ大体同業他社は応募するでしょうし。
あと、自分が医療業界というのもあるためかと思うのですが、仕事において求められる意欲や倫理観などが結構高いと思うので、そのあたりの意識があるかどうかという意味で聞くようにしています。
当たり前ですが、どこの企業でも私みたいな奴がいるとは思いませんので、参考の一つにでもしていただいたら。

ときに就職活動していると周りに優秀に見える人がやたらいるんですね。
留学していましたとか何かの立ち上げに関わってましたとかいろいろ。
すごいできそうなさわやかイケメンも妙にいるし。お前ら神か。
ただ自分がそんな「神」でないならば、周りの「神」と戦って倒さなければならないのが就職活動なわけで。

戦え、現代の就活戦士よ。ゴッドスレイヤーとなれ。

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