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「会話というものは、お互いの目のキラキラの映し合いが大切なのではないか」

会話というものは言葉の量よりも、お互いの目のキラキラの映し合いが大切なのではないか。
   みつはしちかこ

心を輝かせる名言集


先日、どういう流れだったか忘れたけど、「子どもの目って涙がたくさんあるからキラキラして見えるんだよ」という話になった。

私は、子どもは好奇心旺盛で、希望に満ち溢れているから、キラキラ輝いていると思っていた。

昔、発展途上国の取材をテーマにしたテレビ番組の中でそんな声を聞いた覚えがあって、納得したから。

でも、科学的には、赤ちゃんの目はまだ細菌に弱く、目を潤すことで保護されているかららしい。

しかもその涙が、油分が多めだから、キラキラしているように見えるんだとか。

…なるほど。

やっぱり物理的な視点で、科学的根拠を示されると、印象論は負けてしまいますね。


それはそうと、この言葉は素敵だなと思った。

会話は、「相手のことを知りたい」とか「相手に気分良く話してもらいたい」という気持ちが大きければ言葉数は増えていくだろうし、相手の目を見て話すのが大事だということもよく言われることだ。

誰にでもというわけではないけど、特にその相手というのが恋人であれば、「言葉の量よりも、お互いの目のキラキラの映し合いが大切」だ。

話している時は常にというわけでもないけど、2人のこと、特に今の気持ちやこれからのことを話す時は、相手の目がキラキラ輝いていると嬉しいし、そのキラキラを自分に向けてくれていると安心する。

「目は口ほどに物を言う」とも言うけど、うるうるキラキラした眼差しで見られると、想いがさらに伝わってくる。


みつはしちかこさんといえば、『小さな恋のものがたり』の作者。

親が昔読んでいたようで、私も好きな作品。

デートに着て行く服がないと困った女の子「ちっち」が、デートの相手である恋人の「サリー」に、デートのためのデートに誘うというシーンがいちばん印象に残っている。

漫画はほとんど読んでこなかったけど、これは機会があれば読み返したい作品のひとつ。

※写真は「婦人公論」さんから。

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