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「逃げた者はもう一度戦える。」

逃げた者はもう一度戦える。
   デモステネス
   (古代ギリシアの政治家、弁論家)

名言+Quotes


こんなポジティブな考え方があるんだ!

「やると決めたら最後までやり抜かなきゃいけない」「逃げたら終わり。そこで戦い続ける人たちに顔向けできない」と思い込んでいた。

でも、チャンスが残されているのであれば、また戦えばいいんだ。


「人生に遅すぎるということはない」という言葉もある。

そういえば、今年の箱根駅伝に出ていた「31歳の教師ランナー」が自分の元教え子にタスキを渡した瞬間はとても感動的だった。

この方は逃げたわけではなく、力不足を補うための選択だけど、「もう1度戦う」姿を日本中に見せてくれた。

学ぶことについては「学びたい」と思った時に勉強するのが本質を掴めると思う。人に強制されて嫌々勉強するよりもはるかに吸収率が高いらしい。

走ることについては、体力的なこともあるし、いつでも再チャレンジできるわけではないけど。




私は、「逃げた」ことが何回かある。


前回の転職についても、最終的には前向きな理由ではあるし、前の会社を辞めたことにまったく後悔はないけど、「逃げ」の要素がまったくなかったかというと、やっぱりあった。

会社に残ることもできたのに、辞める原動力になったのは、自分のスキル不足があったのは否めない。

全力でスキル不足を補う努力をしたら、ブレイクスルーが来ていたかもしれない。もっと仕事が楽しくなったかもしれない。でもモチベーションが続かなかった。

会社の経営的にも、自分の年齢を考えても、辞めるなら早いうちがいいなというのもあり、転職に踏み切った。


思い返せば、その前の転職も自分のスキル不足が大きかった。

外部の人からも「ひどい人間関係ですね」と言われる環境だったし、成功者の前例がないという理由もあり、自分の実績につながるものが見出せないことで、やはりそこを離れる決断をした。


どちらの組織についても、離れたことは正解だったと思う。

ただ、新しい環境に行っても、「何をしてきたの?」「何ができるの?」と問われる。

でも、スキルを身につけたわけではないから「できる」とは言えないので、前の会社から離れても、今の会社で同じ問題に直面する。

結局、逃げても逃げ切れない。


現状を打破するには、逃げたことを克服しないといけない。

私の場合、克服したら今の仕事で活かせることもあるし、趣味の範囲で終わってしまうものもある。

もちろんすぐに活かせることだけが価値があるというわけではないし、むしろ趣味になるなら、その方が自分の人生にとっては価値があるとも思う。


私は勉強するのが好きではないので、勉強系のスキルアップはなかなか手を付けない。いや、勉強系だけでもないな。

普段と違うことを始めることに対して、すぐに「めんどくさい」と思ってしまうんだ。

「これを頑張ったところで意味あるのかな?」といって効率を求めてしまうし、「やるならちゃんとしたい」「途中で飽きたらどうしよう」と妙な完璧主義が顔をのぞかせたりする。

だんだん「これを始めるんだったらこれが必要だな」「お金かかるな」「これが手に入らないからできないな」と、できない理由を先に探し始める、ダメな典型例。


でも、2021年はnoteを始められた。

noteをやるみたいに、いつまで続くかなんて心配せずに、2022年も何か1つ、自分がやりたいとか克服したいと思うことに取り組めたらいいな。




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