♬好きな曲「Goo Goo Dolls / Slide」


今回は、前回のCoccoの『もくまおう』の「私があなたを幸せにしてあげたい」という強さを表現しているところから連想して、この曲。

Coccoの『もくまおう』は「私もそんな強さを持ちたい」と共感する目線だったけど、Goo Goo Dollsの『Slide』は「こんな強い気持ちで愛されたい」という目線という意味では真逆なんだけど。


And I'll do anything you ever dreamed to be complete little pieces of the nothing that fall
君がずっと見てきた夢を完成させるためなら僕は何だってするよ
たとえそれが取るに足らない小さなピースだとしても

「こんなことを言ってくれる人がいたらめちゃくちゃ素敵だなぁ」と思いながらずっと聴いてました。


誰だって幸せになりたいと思いながら生きている。

その幸せの形は、人によってぼんやりと漠然としたイメージの人もいれば、具体的に条件を列挙できる人もいると思う。

特に若いうちは、結婚相手も、住む家も、仕事の職種や年収も、趣味や余暇の過ごし方、自分のスキルのレベルにも、理想の条件がたくさんあるはず。

そのピースがすべて揃えば自分の幸せのパズルが完成することになる。

幸せになるために、みんなそのピースを集めている。

大きいピースも小さいピースも、全部揃えたくて頑張っているはず。

でも、頑張ったからといってすべてのピースが簡単に手に入るわけじゃなくて、もどかしくなることは誰しも経験することだと思う。

だから、「どんなに小さいピースだって、君のために何だってやって揃えてあげるよ」なんて言われたら惚れてしまう。


そして、さらに

I wanna wake up where you are
君のいるところで目を覚ましたい

こんなこと言われたらきゅんときてしまいます。


でもこの人は自分を犠牲にして尽くすわけではなく、すがっているわけではなく、判断は相手に委ねているようだ。

「去る者追わず」のようにも思える。

So why don't you slide
どうしてどこにも行かないの?
I'm gonna let it slide
見逃してあげるのに

Do you wanna get married or run away
結婚したい?それとも逃げ出す?


「結婚してほしい」じゃなくて、「君は結婚したいの?それとも僕から逃げる?(別に僕はどっちでもいいけど)」と言われるのは、嬉しくないけどねぇ。



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