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雇い止めを告げられたら。その4 〜過小評価も過大評価もしない〜

「自分は仕事ができないから、、、」と思っていませんか?本当にそうでしょうか。仕事は恋愛と似ています。何ができるか、何をあげられるかはわかりやすい評価ですが、幸せな関係とは別物です。大事なのは相性と出会いと思うのです。それを引き寄せる動きが、仕事を失った時にとても大事だと思います。

年収が1000万ないと男性はパートナーと幸せに生きられませんか?いいえ。
顔が良く料理などの女子力がないと女性はパートナーに恵まれませんか?いいえ。

大事なのは相性の良い相手との出会いです。今あるものできっかけをつかんで、その後お互いに育って良い関係を作れる仕事が、あなたを幸せにしてくれる職です。

自分を過大評価も過小評価もせず、会社と自分のお互いが幸せになる転職活動をしていきましょう。
そのためにまずは、客観的な評価です。

マッチングビジネスを利用してみる

ハローワークの求人検索システム、大手求人サイト、例えばリクナビNEXT、マイナビ転職、en Japan。このあたりの大口の求人サイトには常にたくさんの求人が掲載されています。初めて情報を検索した方は、その求人の圧倒的な量を前に、見るだけで疲れて何もせずにPCを閉じた人もいるのではないでしょうか。

実は、いきなり求人を見ても上手くいかないことが多いのです。そのため、まずは客観的な評価を手に入れていくと良いと思います。あなたのキャリアを「金を余分に出してでも」採用する企業があるかどうかを知り、評価されやすい方に誘導してくれる中で自分の市場価値を知ることができます。
仮に、マッチングビジネスで結果が出なくても大丈夫です。その時の動き方はちゃんとあります。採用ビジネスの構造を知っていれば、焦る必要は全然ありません。焦らず、一つずつ可能性を当たって行くことがとにかく大事だと思います。

まずは勇気を出して、マッチングビジネスに登録してみましょう。

マッチングビジネスでのおすすめサービス
●広告媒体系
リクナビNEXT、マイナビ転職、en Japanなどのスカウト機能
●人材紹介系
転職エージェント(JAC、リクルートエージェント、dodaなど)

広告媒体系でマッチングされてみる

自分本位ではなく、採用企業の気持ちになって考えていきましょう。
求人媒体を手がける広告ビジネスは、採用企業に前払いなどの初期コストがかかるビジネスモデルが多いです。また、成功報酬型の契約をしていることもありますが、応募がないことには請求が発生しません。そのため、広告媒体の運営会社は求人主の希望に合う人から応募を促すのに必死です。応募が無いのは論外で、「希望に合う」というのがポイントです。誰でもいいから応募させていると、求人主のいらぬ仕事を増やすだけで不満=広告の打ち切りにつながるので、ある程度の精度をつけて応募誘導します。

そのため、広告媒体の運営会社はマッチング担当者や機械マッチングシステム、もしくは外部の紹介会社とも契約して、あの手この手で可能性のある人に声をかけて求人とお見合いのように紹介するようになっています。もちろん、仲介した人やシステムの判断なので、必ず採用企業の選考において書類審査が通るとも面接が受かるわけでもありません。しかし、どんな業界があなたにチャンスを与えてくれるかは、多少なりともわかります。たくさんの求人が紹介されるならそれで良いし、もし全然声がかからないようでしたら次のステップがありますので安心して次に行きましょう。

登録方法は、各社によって異なりますが、多くはスカウトやマッチングサービスの利用意図を聞かれますので必ずオンにしましょう。1社頑張って経歴などを登録したら、あとはコピペしながら複数社のサービスを受けるといいでしょう。

人材紹介系でマッチングされてみる

基本的にはビジネスモデルとしては広告媒体と同じなのですが、人材紹介系の会社は多くが「完全成功報酬」のため、採用成立までは採用企業に紹介会社が請求できません。そのため、応募者と採用企業の双方の満足度が高い紹介になるようにさらに注力しやすい構造になっています。

利用する個人のメリットは、人が会って判断してくれること。広告媒体では、完全に経歴と書類だけで判断されてしまいますが、こちらは紹介可能性のある人に対して、多くの会社で面談をしてくれます。話をして、人となりや思っていることも拾い出してマッチングしてくれる可能性があります。これは大きなメリットでより高い客観性に根ざしたマッチングを期待できます

ただし、採用主は前払いの多い広告ビジネスに比べ成功報酬型のため、採用期限に追われていないことも中にはあります。目線がやや高めになることもあります。

わかりやすく金になるか。今の市場での評価がわかる

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広告求人媒体や、人材紹介でわかるのは「あなたの市場価値」ではありません。「あなたの今の市場価値」です。
なぜなら、市場は常に動きます。全く見向きもされていなかったキャリアや仕事が、突然脚光を浴びたり。人気職が急に不人気になったり。人が余っていた地域がインバウンドでいきなり人手不足になったり、インバウンドが止まったり。常にそんなことを市場は繰り返しています。「今、お金を余分に出してでも採用をしたい企業が、自分のことをどう見てくれるか」をまず知ること。それで、直近の動き方が大きく変わります。

今の市場価値が高いと判断された方は、ぜひそのままマッチングビジネスをうまく利用して次の仕事を考えてみてください。もし、結果が思うように出なければ、そのとき次のステップにまいりましょう。

今の市場で評価されにくいことがわかった方、次がありますのでどうぞご安心を。戦う市場を変えればいいのです。

やりすぎは、出会いを失う

選択肢や情報を分別して、やることを段階的に変えていかないと、転職活動はとっても辛いものになってしまいます。なぜなら、とても疲れるから
そのため、量よりステップです。焦らず、一個一個進めて行きましょう。大事なのは歩みを止めないことです。恋愛も仕事も勉強も諦めたら機会はなくなります。細々でも活動を絶やさぬよう、やりすぎないように続けていきましょう。

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