受験のいろは2:大学は恐怖と闘っている
「滑り止まらないー」。ここ数年、一般入試の指導をしてきた高校の進路指導現場の教諭からよく聞いた言葉です。
売り手市場が長く続いた大学受験市場も、3年前の定員厳格化政策から様相は一変しました。ここ数年は社会科学系の学部を中心に、一般入試が高倍率化して受験生は阿鼻叫喚。同じ地域の名門とされる国公立大学に合格する学生が、中堅クラスのそれまで滑り止め需要で生きてきた私大の一般入試に落ちることがザラ。完全にこれまでの常識が通じなくなりました。中には、入試改革を控えて絶対浪人を避けるつも