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雇い止めを告げられたら。その2。

雇用を自分の意思で決められない、というのはとても辛いことです。新卒で就職が決まらない学生の悩みもそうですが、雇い止めを受けるというのはそれまでの努力まで否定されてしまうような感覚に陥り、その後を割り切って行動することを難しくさせます。

その1では、まず出費を抑えること、中でも病気などの有事に備えて健康保険の維持について紹介しました。

その2では、混乱や焦りの中でもまずやるべきことにスポットをあてます。

雇用保険の失業給付手続きです。

失業給付手続き

次の仕事を探すより、先にやることは手続きです。
失業給付は、手続き日から起算して支給のスケジュールが決まります。
権利は失業日から発生していても、手続きが遅れたらその分支給のスケジュールが遅れます。早期に再就職が決まった場合、純粋にもらえたはずの額から遅れた日数損することになります。失業期間が長くなるほど、不安は募ります。その分、支給までの日数が空けば、貯蓄の残高は減り、精神衛生は悪くなります。

失意や焦りの中で手続きを行うのは時にとてもキツイですが、それでも「これだけは」と振り絞って頑張ってください。細かい手続きや必要物については、ハローワークのサイトを参考にしてください。

不親切な会社だと、必要な書類や手続きは請求しないとちゃんと出さないこともあります。みなさんが受けられるはずの権利を喪失しないように、必要な書類はしっかり用意してもらいましょう。

契約のタイミングや内容により、会社都合の解雇扱いとなるのか、契約満了による退職となるのかは変わってきます。それにより、支給期間や支給開始日は変化してきます。ただ、そちらはまた別の問題ですので本記事では割愛します。大事なのは、手続き開始日だけは自分次第だということ。そこが遅れたら、いかに感情的に訴えても、淡々と進む手続きは変えられません。ハローワークさんも、そんな一人一人の個別事情に対応していては、とても仕事が回りません。

最後に

気持ちや焦りで苦しい時、行動をアクティブにするのはなかなかハードです。中には周りに「早く次決めなくていいの?」なんて焦らされたり、プレッシャーをかけられたり。その人に悪気はなくても、不用意な圧がかけられることもあります。
周囲の方はある意味無責任です。ある意味この記事とてそうです。

私の強く推奨することは、あなたの限られた行動の余力や時間の中で、優先すべきことから焦らずやっていきましょう、ということです。

必ず出口はあります。

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