プロイスラー(著)
中村浩三(訳)
最後の1ページがすべて。
最後の1ページでドドンと来る。
そこで心が動く。すごい。反転。力。
勇気と愛の物語。
自分の勇気と愛にもとづいて行動できる人が最後に生きる。
生きるのはその人自身もそうだし、
実は勇気と愛で彼・彼女に関わった人もその人生の中で生きる。
そういう物語。
人はすぐに「やさしい」とか「親切」とか曖昧な「言葉」に逃げる。
言葉は文字通り言の葉で、(物語で描かれる魔法のように)たしかに力を持つこともある、いやいつも持っている。
しかし、言葉=魔法は愛にもとづいた勇気による行動には打ち勝てない。
その行動には命がかかっているから。
人は毎日命の火を燃やす。
命をかけないなんてことが、生きている中であり得るのだろうか?
黒は闇のようであって暖かい。
白は冷たくもあるが眩い。
魔法はいつでも解くことができる。
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