モーリス・ドニュジェール(著)
高山 鉄男(訳)
高山 晶(訳)
1982年に初版が出た翻訳本。
パリの雰囲気。
犬を飼う、まして人の家の犬を一時的に預かることなど夢にまで見ていなかった独り身のお人好しの男が、
預かった犬に翻弄され続ける中でいつの間にか赤い糸ならぬリードでしっかりと繋がっている。
犬、動物が持つ煩わしさとそれを超える愛のギフト。
本能を呼び覚ましてくれるパートナーの存在。
とぼけた主人公の行動とシニカル(クリティカル?)な目線で淡々と描かれるダイナミックなお話。
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