今日も会社でたくさん事前質問をいただきました。
明後日の水曜日にある職場向けに、エンゲージメントの説明会を行いますが、事前に質問をもらっておき、いつも、2日前までに資料とともに、参加者へ送っております。
ちょっと、まだまだ感がある毎日です。もちろん、しっかり真面目に取り組んでいるヒトもいれば、いろんなヒトがいます。今回は約70名対象ですが、事前質問が30ほど届きました。そこから感じたことを書きます。
他責になってしまうヒト。
会社では、エンゲージメントに関してのサーベイをやっております。別に担当というわけではありませんが、言い出しっぺなので自律的に責任を持ってやっております。
目的は、チーム力向上からの価値創造。
つまりは、価値創造のための基盤づくり(相互信頼があるチームとか、他者貢献意識のあるチームとか、多様な意見が言い合える心理的安全性の高い状況づくりなど)をやっております。
正しくは、やっているのではなく、チームのありたい姿はなんですか?って問いかける役割です。
いつもそうなのですが、毎月サーベイやっているけどスコアなど上がりませんとか質問がきます。
そうです。
サーベイやればよくなる
サーベイやった後、会社がやってくれる
と、大きな勘違いをしている方がまだまだいます。
そんな勘違いをなくすために、説明会をずっと一年半やってきました。ワークショップや、意見交換の場づくりなどと合わせると内容をアップデートしながら120回以上やってきました。
それでもまだまだ、自分ではなく、会社がやってくれるものだとか、施策は上司が考えるもの、やってくれるもの、
といった他責のコメントがあります。
エンゲージメントは、チーム全員で創り上げるものとの考えをきちんと説明会では伝えているつもりですが、末端までは、なかなか伝わっておりません。
まずは同じ意識を持ってもらうことかなと思い、何度も説明会行うだけです。
どうも、肌感覚では、3割くらいでしょうか、他責の意識があるように感じます。
氷山の見えている部分だけを捉えているヒト。
そうですね。
サーベイを行うとスコアが出るのですが、あくまで、その時に感じたことがあらわれるだけです。
どうしてもスコアが低いと、通知表で赤点の評価をもらった気分になる人がいるようです。
特に上位層の方がこういう意識を持つと、大変な動きとなります。なんで、このスコアなんだ!と。。。
また、スコアは会社や経営層、上司と、社員の関係性をあらわしたものです。
よって上司、経営幹部も含めて、自分ごととして素直に受け止めるべきです。どうも、これは、メンバーのスコアであって、自分は関係ないという意識の方もいるようです。
実際はスコア自体は問題ではないと、みんなには伝えてます。
スコアが低い項目などあった場合、そのことの意味合いとか、原因とか、どうみんなが感じているかなど、何か背景があるのかと捉えることをせずに、みんなで対話しないのが問題だと伝えてます。
氷山モデルで考えると、見えているスコアだけではなく、その氷山の下には、もっと根深い問題や、組織の旧い価値観や、行動様式などがあり、そこを変えないといけない場合があるので、対話しないといけないですよねと。
氷山の下の見えない部分は、見えないからこそ誰にもわからない。よって対話するのだと。
スコアをもとにと対話が出来ないヒト。
そうです。
みんな対話って苦手なのです。
出来ないのです。
そこにスコアがあり、それをきっかけに対話すればいいのですが。
①自分たちの目標、ゴールはこうだ。ミッションはこうだとあれば、②それを達成するためのありたい姿、ビジョンって何か?あるいは達成した後の姿は何か?を決めて、③そのビジョンや、ありたい姿達成のために、どの項目が1番気になるか?何が大切かをチームメンバーで対話するということです。
チームの中で向かう方向が決まっていれば、多様な考えであっても、最も大切な項目を、一つか二つくらいに絞り込むことが出来ますよね、という流れです。
しかし、スコアをもとにした対話はなかなか出来ていないようです。
どうデータに意味づけするか、解釈するか、何を読み解くかという点が慣れてないからかもしれません。
まあ、それでも組織をよくしたいという意識はみんなにあるはずなので、間違っているところを少し修正すれば、みんな主体的に考えて動くようになるのではないかと思っております。
fight
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