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Ep18 RedBox Japan・生理用品を日本にいる全ての学生へ:尾熊栞奈

◼︎SHOWノートはこちらから

◼︎エピソードの要約

00:00:00 生理の貧困
00:00:38 オープニング「日本から生収録」
00:04:45 ゲストの紹介「レッドボックスジャパン創業者」
00:08:36 1/5と1/3「日本の生理の貧困」
00:13:13 生理用品を寄付「男女一緒に解決する問題意識」
00:20:06 百円で一万円の損を防ぐ「生理の貧困が教育格差」
00:28:20 立ち上げから2年「生理問題の認知」
00:32:06 そもそも男性は知らない「教育ジェネレーションギャップ」
00:37:53 本人の目線で考える「ミクロで見る生理問題」
00:42:25 尾熊夫妻のウェルビーイング「レッドボックスのその先」
00:48:21 今後のフェムテック「女性のバイオハッキング」
00:56:37 タテキのまとめ「氷山の一角の下を見る」

◼︎黄金の経験note

エピソード18!いきなりですが1/5そして1/3これは学生、皆さんこの数字ピンときますか?

なんと17、18年ぶりに会いました。誰に?今回の帰国で再会でした。本日のゲストは干城の「ダチ」の奥さん、レッドボックスジャパンの代表を務める尾熊栞奈さんです。レッドボックスジャパンは学校に無料の生理用品を詰めた赤いボックスを提供することで、生理中の若者を支援することを目的としたイギリス発祥のチャリティー団体の日本支部です。

” Period Poverty(生理の貧困)”とは、生理用品の購入や利用ができない状況を指します。また、生理用品へのアクセスの欠如だけでなく、生理に関する正しい知識や理解が教育を通じて知られていない状況も含まれています。2019年の発足時にグローバルアンバサダーとしてのオファーをいただき、干城はボストンを拠点に活動していました。2021年10月の日本帰国時に本部で本エピソードを収録。生理の貧困を解決することが、どのように我々のウェルビーイングに繋がるか皆さんも一緒に勉強しましょう。

本エピソードは特に男性にご視聴/拝聴していただきたい内容です。フェムテック産業が注目、成長していく中、大前提として大切にしなければならない「安心」を果たして社会は担保しているか?男女平等、多様性と謳われる昨今ですが、今まで知らなかった「常識」をある日突然、「え!?あなたそんな事も知らないんですか?グローバルスタンダードですよ?」と言われて多くの多様性を受け入れた風に生きづらいと思いながら過ごしている方も正直いると思います。

生理の貧困の立ち位置を例えるなら川の上流の部分だと思います。下流は広く「我々の見えるところ」まで流れてきます。男女平等やら社会的地位、賃金格差、環境問題などです。生理用品を安心して安全な場所で使う、必要な時に手に入れることができる事がどれだけ「下流の見える部分」を解決に導いてくれるか今回の対談でご理解いただけると思います。

お涙頂戴的にタテキの番組見てください、聴いてください、シェアして下さいとは言いませんが「生理の貧困」というトピックへの認知が低い事にレッドボックスジャパンのアンバサダーとして力不足を感じざるを得ません。

Showノートにも掲載してありますが、対談で話した資料を和訳しました。

Plan International For children and equality for girls> 月経保健デイ:世界の生理の貧困と不名誉はロックダウンの下で悪化

品不足やサプライチェーンの混乱による製品入手の制限(調査対象となった医療従事者の73%が報告

生理用品を交換、洗浄、廃棄するための施設へのアクセスが制限(68%)

製品価格の上昇(58%)

情報やサービスへのアクセスの欠如(54%)

生理用品を管理するための清潔な水へのアクセスの低下(51%)

生理用品を廃棄する際の衛生的でない環境 (47%)

汚名、恥、有害な文化的慣習の増加(24%)

プラン・インターナショナルUKの新しい調査により、ロックダウン期間の貧困の実態が明らかになる> 10人に3人の女の子がロックダウン中に生理用品を買うことができず、利用することもできない

ロックダウン中に生理用品を買うことができなかった、または買うのに苦労したと答えた女子の17%のうち

- 3分の1以上(37%)は無料で入手できる製品を利用しようとしなかった。

- そのうち5分の2(42%)は、どこに行けば手に入るかわからないと回答。

- 3分の1(30%)は恥ずかしくて入手できないと回答。

- 30%が「誰に聞けばいいかわからない」と回答

英国のプラン・インターナショナル社はこのような状況の中で生理用品の貧困に対する近年の画期的な取り組みを後退させてはならないと訴えている。今回の調査では多くの人にとって商品の入手が困難であり、5人に1人(22%)の少女が商品の入手に苦労した(しかし商品を買うことはできた)ことが判明。このうち

- 64%が「地元の店で見つけられなかった」と回答

- 17%が「外出するとコロナウイルスに感染する恐れがある」と回答しました。

- 15%がロックダウン中に買い物に行くために家を出ることができなかった。

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
日本のユース女性の生理をめぐる意識調査結果


ここでカッコつけてマーケティング用語である「F1層」という言葉を使わせていただきますが、Female、女性20-34歳の人たちはマーケティングでは消費意欲が高く、いわゆる「意識高い系女子」を象徴するワードだと個人的に思っています。海外から見るタテキの意見として、今の日本社会はF1層にプレッシャーを与えすぎだと思っています。

確かに女性のキャリアアップや働き方改革、環境改善に貢献したい気持ちはありますし、少子化対策!と意気込んでも結局産むのは女性です。産んで、子育て対策しますから、ガッツリ働いて下さい、という考えを男女平等な社会、持続可能と言ってゴリ押しするのはちょっと乱暴な気がします。確かに世の中にはスーパーウーマンがいるし、力になりたいと思いますが、一番大切だと思うことは個人に選択肢があって、それに柔軟な社会がタテキの目指すウェルビーイングの土台だと思っています。

数多くのスーパーウーマンを育てる!というより、レッドボックスのチームメイト達と次世代の女性たちが機会損失をしない、男女の生理学、性教育を受ける機会を広めることに尽力していきます。



ここからは恥ずかしい思い出。。。

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野球少年から格闘技にハマったタテキ君はK1のアマチュア大会、ボクシンググローブでほぼキックボクシングルールで行われる新空手を始めて6ヶ月で全国大会に出ちゃいました。涼一君が応援に来てくれました。アメリカに行く1ヶ月前くらい、2004年5月頃です。

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18年ぶりの再会は普通に「よ、元気?」みたいな感じでした。今度はBostonで会いましょう!

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