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文フリ東京29、ありがとうございました!

 よくきたな🍑

 11月24日の文学フリマ、無事に終わりました。ご来場いただいた方、ありがとうございました。

 実は文フリ、一般参加もしたことがなくて。「文学フリマ……その地には無数の文字書きが集まり、全員のIQが250くらいあって、なんか言葉を発するだけでアフリカの動物が人語を介し読書メントを始める……そんな超常者たちの集まる聖なる地……」みたいなイメージがあったんですが、皆さん普通に人間でした。よかった。

 結果としては、新刊既刊どちらも持参した分の半分くらい捌けた感じです。初見で買ってくれた人とかもいて舞い上がってます。ホントありがとうございました! ちなみにアクキーはゼロでした(笑)

 以下、今後のためのメモ的に、所感をつらつらと綴っていきます。

「目を引く」こと

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 このアマガサのビジュアルを見て「お?」って顔した人が結構居たのは良かったですね。みはちさんのお蔭や。ありがてぇ。

 そんな方を見つけてはフリーペーパーを押し付け、「裏面にプロローグと本編QRコードあるんで是非読んでください!」って言う妖怪と化していました。結構受け取ってもらえるもんですね。コミケのときもやればよかった。

 この件でもそうなんですが、やっぱり文章と漫画ではパッと見で伝えきれる情報量がダントツに違うので、「目を引く」ための努力ってのが色々と悩ましいところで、他のサークルさん見ては「おー」とか「ほー」とか声を漏らしてました。やはり参加経験豊富な方々は凄い。

 例えばお隣のサークルさんのブースの感じが滅茶苦茶良くて(下記)、やっぱ「高いところにある」「内容や空気感が一発でわかる」「物量が多い」って大事ですね。ぱっと見の情報密度が高いので、なんとなく歩いていてもヒュッと目を引かれる感じがある。また、ブース番号(コ-05)とか内容変更可能性が高いものは印刷物ではなく手書きっていうのも効率重視で楽そう。絶対真似しようと思いました(今、毎回印刷してる)

 また、個人的に最強だと思ったのはこちらです。作品がドーンと2×2で並んでいるんですが、表紙とタイトルがそのままコンテンツ・パワーになっている。だってこの表紙でタイトルが「アイアンナックル:摩天楼に死す」ですよ。ヤバくないですか。絶対面白いじゃん。ソッコーで1~4買いました。

 他にも奇抜な格好している人とか、完全にブースで世界観が「できあがっている」人とか、ぬいぐるみが居たりとか、完全無配だからチラシ配りみたいに配りまくる人とか。美人の売り子さんが居てもスルーされている一方で、おっさん3人衆が滅茶苦茶人を呼んでたりとか、なんかもうなにが正解か全くわかんねー!!ってなってました。

 こう見ると、サークルブースもひとつの作品なんだよなぁと思います。

 出版する書籍そのものが作品であるのは勿論のこと、その書籍を更にディスプレイの力で際立たせたり意味を持たせたりするっていう、ひとつの作品。そういう意味では、絵画を用いた現代アートなんかとも近しい存在なのかもしれない。サークルブースは現代アート。

 うちの場合、タイトルと表紙でヒーローものであるという想像はつくものの、例えば天気雨と共に出てくる怪人とか、共に戦う九十九神とか、脳筋サイドキック晴香さんとか、そういうアマガサの魅力だと自分が感じているところを表現しきれているかというとまだまだ足りない。

 つまり絵画はあれど現代アートではない状態で、ここからシンプルかつインパクトがあるように仕立てて、もっと吸引力が生めるよう検討していかねばですね。そのためにもポスターやらディスプレイの仕方やらは要検討だ。

設営の話

 前回(C96)の課題として「設営、縮小営業、撤収が大変」みたいなところがあって、今回は色々とそこらへんうまいことやれたなと実感しています(設営10分、撤収5分でした)。そういう意味では割と前回の課題はクリアできたと思うんで、今後は上述の見せ方とか利便性とかの部分をカイゼンしていきたいところです。

 今思いつく範囲でメモしておくと、こんな感じ。

・作品を置く位置を高くして、作品を垂直に立てる
・A3ポスターの掲示
・フリーペーパーをパンフレットスタンドに立てる
・ニチアサライダーが好きな人に刺さるような文言をどーんと出す

 A3ポスターに関しては、アマガサにするか「ていたらくヒーロータイム」にするかは要検討ですが、そこ辺は今後の僕の活動とかによってイベントが近くなったら検討していこうと思います。

「ヒーローもの」というジャンル

 全体見て回って思ったんですが、小説界隈における「ヒーローもの」って少ないんですね……。特にニチアサ的な変身ヒーローは、ざっと見てる限りだとほとんど見当たりませんでした。コミケとかコミティアの漫画島だとちらほら見かけたので、単純に小説でやってる人口が少ないってことなんだろうか。

 そしてそのせいもあり結構悩むのが、自作のジャンル。今回は「ファンタジー」で出たんですけど、周囲のサークルさんは現代社会の中のちょっと不思議な話とか、がっつり幻想世界でのお話とかだったので、現代社会で怪人相手にバチボコにアクションするアマガサは結構浮いてしまって申し訳ない感じに。

 かといってSFかというと違うし、怪奇モノでもないし。多分次に文フリ出るころにはグラライザーも書籍になって並んでいると思うとなおさらわかんなくなってきますね……。

 とりあえず次回の文フリは「エンタメ、大衆小説」でやってみることにしました。定義が広そうなので!

いじょうだ

 改めて、遊びにきてくれた方ありがとうございました。

 今回頒布した短編集も含め、通販は準備ができ次第お知らせします。限定収録の短編は1か月後を目途に有料記事で公開予定なので、そちらも併せてお楽しみに。

 次回参加予定は5月の文フリです。しばらく空きますが、今後ともよろしくお願いします! ちゃお!

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