見出し画像

もう本当にネタでしかない結婚生活⑤

世の中には本当に人間なのかというくらい非情で冷酷な人間がいます。今回の件で身をもって感じました。
因果応報。報いを受けろ。


前回投稿




1.プロポーズ


真冬の寒い時期、あるイベントに行こうという話題になる。そう、イルミネーション。
プロポーズするならここしかないと言わんばかりに、出張ついでに指輪を探しに行く。
デパートにて親友と待ち合わせ。
親友は高校の同級生。
親友が結婚する際、一緒にデパートについて行き嫁に贈るネックレスを一緒に探したのだ。
自分もいつかプロポーズする際、婚約指輪は親友と探そうとずっと思っていた。
親友も協力してくれ、デパートのアクセサリーブランドを数件まわり決めた。
当時、A子に会うために貯金を切り崩していた為、あまり高い物を買う事ができなかった。
値段は安いけど喜んでくれたら嬉しいなっていう思いで選んだ。
後にA子から指輪が安いという事で文句を言われる事なんてつゆ知らず。笑

温泉を予約し、当日を迎える。
A子と子供は電車で来たので迎えに行った。
子供の誕生日も兼ねてという事で、キャラクターケーキを用意した。キャラクターはA子指定。4歳児に約7千円。一口も食べなかった。

夜になり、イルミネーションを見に行く。
案の定寒い。
どのタイミングでプロポーズしようか悩んでいたところ、会社の同期カップルに出会った。
ちょうどイルミネーションを見に来たとの事。
事情を説明し、子供を少しだけ連れ出してもらう事にした。
その隙に、プロポーズをした。
A子は泣きながら、
「よろしくお願いします。」と言ってくれた。


2.令和の大連休


プロポーズしてからというもの、具体的な結婚の日などは決めていなかった。
A子からよく催促されていたが、仕事の忙しさと令和の大連休に遊びに行く予定を立てたりでそれどころではなかった。
一生に一回くるかこないかぐらいの大連休。A子はものすごく楽しみにしていたので予定を決める事だけに集中していた。

そんな中、旅行中に大喧嘩をした。
自分が大変な思いをしながら予定を組んだ事をA子は知らず、A子のお気楽な態度や結婚の予定の催促によるプレッシャーから爆発した。
もう婚約を辞めてやるぐらい腹が立ったのだが、なぜか自分の方から泣きを入れ謝った。
今思えば、この時に引き返したい。
なぜ、こんなわがままな女を好きになったのか。
そして、プロポーズしてしまったのか。
もし、タイムマシンがあったのならこの時期に引き返し、
過去の自分に
「この女だけはやめておけ。」と伝えたい。


3.結婚の挨拶


両家に結婚の挨拶を行なう。
自分の両親は最初は反対した。
やはり、連れ子がいる事がネックだった。
親父からは、
「申し訳ないが、孫として見る事ができない。」
と、言われた。
そりゃそうだ。
突然現れた4歳の女の子がある日突然自分の孫になるのだから。
母親は何も言わなかった。
離婚してから言われたが、
「あの時反対したとしても、お前は絶対結婚してた。(反対したところで)息子の決意は変わらないだろうから諦めた。」
そうやって結婚をよく思っていない両親だったが、結婚期間中は本当によくやってくれた。
突然現れた孫も可愛がってくれた。
こんなに素晴らしい両親は他にはいないと思っている。
A子の両親はウェルカムだった。
特に反対されず、よかったね。ぐらい。
後述する予定だが、この両親は毒親である。


つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?