大学生の情報摂取術
喉が渇くと水と飲みたくなる。それと同じように電車で移動中、信号待ちなどで少しの時間があくと情報が欲しくなる。
情報社会の今、情報は水と同価値で毎日摂取しないといけていけない、と思っている人が多い世の中になっている。
そんな世の中で、僕がどのように情報を摂取しているのか。それを今回は紹介していこうと思う。
インプットの全体像
これがインプットの全体像だ。
まず、インプットは2種類に分類できると考えている。それが「能動的インプット」と「受動的インプット」だ。
簡単にいえば、能動的インプットは深く情報を得る手法、受動的インプットは広く情報を得る手法。そう考えてもらうのが1番わかりやすい。
このようにインプットを「能動的インプット」と「受動的インプット」の2種類に分割し、現在のインプット先をジャンル分けするのはおすすめである。
そうすることで、情報を摂取することに意味が生まれ、インプットの質が高まると思っている。
それでは「受動的インプット」「能動的インプット」をそれぞれ解説していこう。
受動的インプット
まずは受動的インプット。先程も述べたが、これは「広く情報を得るための手法」である。
そして、受動的インプットにはさらに2種類に分類することができる。それが「高頻度受動的インプット」と「低頻度受動的インプット」である。
社会や経済の動向など日常的に摂取しないといけないものは高頻度受動的インプット。
検索意欲はないが何となく知りたいなと思っているものは低頻度受動的インプット。
毎日インプットするのが前者で、たまにインプットするのが後者と考えてもらうのがわかりやすいかもしれない。
それでは僕のインプット先をそれぞれ紹介しよう。
高頻度受動的インプット
毎日の情報摂取はこの3つからである。オレンジ色のマーカーが引かれているものはポッドキャストだ。
この3つはどれも毎日更新されており、なおかつ最新の情報を発信しているため愛用している。
■日経電子版
ニュースは日経電子版から摂取している。
毎月4000円と高額な購読料がかかるメディアだが、僕はU23割ロングで来年の2月まで1700円で購読することができる。
それでもまだ高いが、日経電子版はニュースメディアとして最適だと思っている。
紙面をデジタルで読めるという点は非常に重宝している。
紙面ではフォントの大きさなどから情報の重要度合いがわかる。そのためどの情報に意識を向けたらいいかが明確である。
他にもアプリのカスタマイズ性が高い部分や、広告が少ないことなどが日経電子版を選んだ理由だ。
■佐々木亮の宇宙ばなし
宇宙の最新情報は「佐々木亮の宇宙ばなし」というポッドキャストから摂取している。
宇宙は専門外なのだが、物凄く興味がある。そのため、宇宙情報は毎日摂取している。
「1日10分で宇宙ばなしをする」ということで、毎日スキマ時間に聞いていたら習慣化してしまった。
■News Connect
最近聞きはじめたニュースポッドキャストである。
これも先程の宇宙ばなしと同じように、「1日5分で経済のはなしをする」ということで聞きはじめた。
ニュースアプリで経済を知ることもできるが、それだけだとバイアスがかかって見る情報が偏るかもしれない。
そういう理由でポッドキャストでも聞きはじめた。
低頻度受動的インプット
毎日は摂取しなけど、たまに摂取する情報がこれらである。
時間に余裕があるときや何となく情報を摂取したいな〜と思った時は、ここから摂取している。
■コテンラジオ
低頻度受動的インプットのなかでは1番摂取しているのが、コテンラジオだ。
教科書には載っていない歴史の話、そして3人も面白い会話、そういったところに魅力を感じて聞いている。
特に「吉田松陰」「高杉晋作」「お金の歴史」は面白かった。
■ゆる言語学ラジオ
そこまで聞かないのだが、たまに学問を摂取したくなったときに聞いている。
言語学ということで、当たり前に使っている「言語」を深くしることができる。
このラジオを通して日々の見方が変わるため、おすすめである。
■J-WAVE TOPPAN INNOVATION ERA
僕が尊敬している真鍋大度も出演しているラジオ番組。
クリエイティブ関連の情報、クリエイターの考え方を摂取する時はこのポッドキャストから。
■COMEMO PICK
noteの日経COMEMO公式が運営している「COMEMO PICK」。
日経COMEMOもいいのだが厳選された情報を好むため、COMEMO PICKに選出された情報しか摂取していない。
■GIGAZIN
テクノロジー系の情報はここから摂取することが多い。
Twitterやニュースなどには回ってこないような最新情報も掲載されることが多いため愛用している。
ここまでが「受動的インプット」。
経済や社会の動向、歴史や言語学、クリエイティブやテクノロジー。受動的インプットはなるべく幅広く情報を摂取している。
能動的インプット
次に能動的インプット。これは「深く情報を得るための手法」である。
検索意欲が高く「〇〇を調べたい」と目的が明確なものを摂取する。
そのため、具体的にどのメディアを使っているかではなく、情報を摂取する手段を紹介する。
ありきたりで普通だが、「書籍」「YouTube」「Web記事」の3つである。
Google検索で表示されたWeb記事、YouTube動画。図書館やネットなどから探した目的に合った書籍。
能動的インプットは多くの人が日常的に行っているインプット方法でもある。
でも一つだけ大きな違いがある。
それが「目的を明確にする」ということである。
目的が明確ではない時はYouTubeもGoogle検索もしない。本も小説以外は読まない。
目的を明確に設定しインプットすることで、情報感度が高まりいつもよりも質の高いインプットをすることができる、と思っている。
さいごに
情報社会に生きる我々は情報を摂取することに目が向きがちである。
しかし、情報は情報であり、情報単体では何も価値がない。
摂取した情報をもとに行動する。「行動」まで繋がなければ情報に価値はないと思っている。
情報は水であり肉でもある。
摂取した情報を行動に移すことによって、初めて情報は血肉となる。
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