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長野駅→飯縄山→戸隠神告げ温泉

2022年8月16日
トレイルランニングというていで、
長野駅から飯縄山いいづなやまを登った。
登頂後は戸隠とがくしの方へ進み、戸隠神告げ温泉 湯行館ゆに~くかんがゴール。
当時の心境を記録しておく。

・計画

長野駅から走って行けそうな山を探していたところ、飯縄山を見つけてしまった。
最初の計画は、長野駅をスタート。
飯縄山を登頂後、来た道を戻って長野駅をゴールする計画だった。
しかし、さらに調査を進めたところ、
飯縄山の西に戸隠とがくしという地域があり、そこに温泉施設があることが分かった。
バス停も近くにあるようで、その周辺をグーグルマップのストリートビューで確認したところ、バスを待ってる人がたくさんいた。バスは来てくれそうだ。
登山地図にも、飯縄山から西(戸隠)へ向かう道があり、
総距離も長野駅へ戻るより短くなっていい感じだ(そもそもピストン(往復登山)はこのみじゃない)。

よって、
長野駅→飯縄山→戸隠神告げ温泉 湯行館
に決定した。

・装備(結果含む)

◆ザック(モンベル クロスランナーパック15)

◆水分(綾鷹525ml 1本、アクエリ500ml 1本)
→ギリギリ足りなくなるところだった。
 けっこう暑かったせいかガバガバ飲んでた気がする。
 ゴール直前に全て飲み干すのは理想系だが、
 悪い意味で言えば余裕はなくなる。

◆食料(カロリーメイト、鉄分ゼリー、塩熱タブレット、菓子パン)
→カロリーメイトだけ余る。

◆現金(5000円くらい)
→温泉の入浴と帰りのバス代。

◆登山地図(山と高原地図 昭文社)
→あんま使わないと思ったけど、けっこう見た気がする。

◆お風呂セット
→帰りに着ていく服とか。
 道中、汗で濡れないようビニール袋にいれてる。
 夏は半袖短パンなので、あまりかさばらないのがよい
 (冬だと、帰りの服だけでザックがパンパンになることも)。

・記録と感想

午前8時過ぎに長野駅到着。
コインロッカーに不要な荷物を預ける。
今回は総距離が20kmくらい。
数日前の富士山登山と比較し、距離は短く標高も低いので荷物は軽め。
しかし、気持ちの面では重めだった。
早く終わって楽になりたい。
長野駅前の信号が青になる。出発。

・飯縄山登山口まで
まずは善光寺の参道を通る。
善光寺を過ぎると左へ。
グーグルマップでは戸隠道と書かれる道に入る。
この道に入れば、登山口近くまで道なりとなる。
しかし、すんなり入ること叶わず、道を間違える(思ったより北に進んでしまった)。早めに気付いたので戻る。

ロード(舗装路)区間は、全体的に路側帯が狭い。
ガードレールがある道もあり、路側帯の線の上を走ることになる。
そこを車がビュンビュン、前からも後ろからも来るのでけっこう怖い。

この時までタタハムは知らなったのだが、
戸隠とがくしは長野で有名な観光地のようで、
なるほど交通量が多い訳だ。

七曲りななまがと呼ばれる道までは、けっこう急な上り坂。
それを越えると、でろーん(?)とした舗装路を進んでいく。
歩行者目線からすると怖い道だが、荒れた箇所はなかったと記憶してる。
車だったら、きっと気持ちいいドライブができるはず。

そんな道を、タタハムは歩いたり走ったりして進む。
初見だし、なんだかんだ上り基調なので慎重である。
進んでる最中、ところどころで飯縄山と思われる山が見える。
(あそこまで登るのか。思ったよりたけえなぁ……)

約11km地点。
長野フォレストヴィレッジを通過。
トイレだけ済ます。既に汗だく。
人が多くて恥ずかしかった。

さらに進むこと2kmくらい。
飯縄山登山道の看板が見えてきた。

・飯縄山山頂まで
登山道は、いたって普通の登山道。
普通の登山道ってなんだって感じだが(笑)、
まあ森の中を進んでいく感じ。
道は狭い。場所によっては1人しか通れないようなところもある。

お地蔵様が点々と立っており、標高を教えてくれる。
(今標高が1300mくらいだら、あと600mくらい。東京スカイツリー1本分か)
とか考えると、「うっ……」てなった。

それにしても、
今回の登山は笑顔がなかった。
試しに、登りながらニコニコ顔面体操をしてみると、
表情筋が全く動いてないことが分かった。仏頂面登山である。
恐らく、数日前の富士山登山の疲れが残存していたのかもしれない。
その他、木の枝をつかもうとしたが何もなかったり、
草だと思ったら何もなく足を踏み外したりと、注意力も散漫になっていた。

標高を上げていくと、視界が一気に開け、山々の景色が広がる。
存分に景色を楽しめばいいものを、
「早く頂上に着きたい」という焦りの気持ちが強かった。

今回のルートから登ると一度、ここが頂上? という場所にでる。
しかし、そこは9合目だった。
9合目から比較的平坦な道を進んだ先に、頂上がある。

・飯縄山山頂

飯縄山山頂(1917m)

画像に写ってないが、山頂にはデカデカと標識がある(うまく撮れなかった……)。

曇ってはいたが、景色は良かった。
人里離れた山の中にいるって感じ。
時刻は午前11時くらい。登山客はけっこういた。
写真を適当に撮り、菓子パン(NewDaysのもちっとサンド)を食べながらちょっと一休み。
ひとりたそがれる気分でも雰囲気でもなかったので、
菓子パン食べ終わると同時に次の目的地へ出発。

飯縄山山頂 → 瑪瑙めのう
ここから進路を西へと進む。
通り道に瑪瑙めのう山という山があるようなので、ついでにそこも寄ることにする。
下りの道も狭い。慎重に進む。

瑪瑙山へ向かう登山道

ずっと下るのかと思いきや、
視界が開けると、遠くに見えるのは山々と登山道。
「あれ? ひょっとして登ってる?」
案の定、一通り(?)下った後、登りとなった。
ガックリンチョしながらも、淡々と登る。

瑪瑙山めのうやま山頂 → 戸隠神告げ温泉 湯行館

瑪瑙山(めのうやま)山頂(1748m)

登り終えると分岐の看板がある。
30mほど進んだところで、瑪瑙めのう山に到着。
ここもサクッと写真を撮って退散する。
来た道を少し戻り、いよいよゴールへ向かう。

道には「信越五岳トレイルランニングレース」のコースを示す看板があった。
偶然にも看板と同じ進路なので、矢印にそって進む
(ここは大会だと何キロ地点なんだろうか? とか考えてた)。

下り基調の道はゲレンデに出る。
ここまでくれば滑落の心配もなく、走りやすい。

変わらず、大会の看板通りに進み続けたが、
途中ゲレンデから外れ、登山地図にない道に入ってしまった。
恐らく大会用に開拓された道なんだと思う。

道はどんどん下っていく。
これでまた飯縄山に戻らされたら嫌だな~と思いつつ、下りきったところで分岐の看板。
飯縄山・中社ちゅうしゃゲレンデ
と書かれている。
飯縄山はさっき登った山(大会の看板の矢印はこっちを向いてる)。
中社ゲレンデの中社は、帰りのバス停の名にあった地名であり、
もともとゲレンデを下りてゴール想定だった。
なので、ここは中社ゲレンデに行けばいいと判断。

走りやすい道が、小川(水路?)と併行して続く。
人工物が中々見えてこないので、不安になってくる。
戻ることになったらどうしよう。。
来た道を戻らず、進みながら帰路を探し続ける行為は、遭難の第一歩である。
せっかく進んだ道を、戻るのも登るのも嫌な気持ちは分かるのだが……。

そんなことを考えてる内に、再びゲレンデに出れた。
リフトもあり、遠くに車が止まっているのも見えた。
とりあえず安心。舗装路があれば現在地は調べられる。

そして、最後の分岐が現れる。
看板の無い下り道と、越水こしみずゲレンデを示す看板。
越水こしみずゲレンデってどこやねん?
看板のない下り道は、遠くに車は見えるものの、
躊躇ためらった。

この手はあまり使いたくなかったが、
スマホで現在地を確認。電波はあった。
グーグルマップを見てみると、なんと目的地はすぐそこだった。
看板の無い下り道の方角だ。

ということで、道を下ること数分、
駐車場に出でくる。
ゴールの戸隠神告げ温泉 湯行館も、目視で確認した。

到着後、近くの自販で買ったダイドーのクリームソーダが、
メチャムチャうまかった。

戸隠神告げ温泉 湯行館(ゆに~くかん)

・総評

総評でもないが、
温泉で戸隠そばを食べてる時、外は雨が降っていた。
今日の天気予報は晴れだったので、いずれ晴れるだろうと思ってたら、晴れた。

温泉を出てバス停(中社大門)まで歩き、バスに乗った。
バスは混んでて、長野駅まで1時間くらい立ちっぱだった。
しかし、車窓しゃそうから見える自然の景色は、ランニングの時とまた違った感性で見れるので面白い。
自然っていいなー。

戸隠そば。うまいにきまってる。
長野駅 → 飯縄山(約17.7km)
飯縄山 → 瑪瑙山 → 戸隠神告げ温泉(約5.8km)

おわり

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