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BTSオタクが伝えたい「オタク友達を作るのはいいぞ」


オタク友達はいいぞの話をします。

突然ですが、みなさまにお聞きしたい。
大人(社会人以降)になってからできた友達はいるだろうか。

大人になってから友達を作ることについて、全く問題ない人もいるだろう。でも、「え、えぇ〜それは…」という人も同数いる気がする。実際、私にとって、大人になってから新しい友達を作るというのはなかなか難しかった。

人から見た自分と、自分が思ってる自分って違いますよね。

わたしは普段わりと「コミュ力高いよね〜!」と言われることが多いのだが、自分では全く思っていない。むしろコミュ障だと思っている。その場では人見知りしてないですよ感を出すだけであって、2回目以降に声をかけるのがめちゃくちゃ苦手である。
(私のことなんて覚えてないかもしれないし…え??誰だっけ?ってなられるのは本当に傷つくし…あの時はお酒入ってたけど今はシラフだし…え…どうしよう…)
とかずっと考えて、話しかけられない。

例えば飲みの場でたまたま近くの席で盛り上がったとして、「連絡先交換しましょうよ!また飲みましょう!」なんて言われた日にはもう心は大泣きである。

全然交換したくないし、また飲みたくない。

今日はたまたまこのテンションだけど、私本当はもっとジメジメしてるんで……いや改めて正気で会うとかほんと勘弁してもろて…としか思わない。
なので、連絡先を交換してもこちらからは何も送らないし、しれっとブロックすることすらある。
というのも、ちょっと勇気を出して交換してもあんまりいい関係になれたことがないのだ。友達だと思ったらなんか勧誘されたりするし。友達だと思ってたのに急に下心が見えたりするし。まあ、改めて周りの話を聞くとどうやらよくあることのようだが。

さて、遡ること数年前。

20代、社会人(バリバリ総合職)の私。
大学から地元を出ていたが、
就職後も別の場所で一人暮らし継続が決定。

ついにOLデビュ〜!!!自分でがっつり稼いで自分にがっつり使える〜!!!最高かよ〜〜!!毎週華金してはっちゃけ奴〜〜〜!!!(※見てわかる通りのイキリ陰キャ)

と息巻いていたのも束の間

社会人デビュー早々に謎のウイルスが蔓延(最悪)し、会社はすぐにリモートワークを導入(これはよかった)、金曜日に飲み歩くことはおろか休みの日に街に出ることすら許されなくなり(最悪)、友人と会うことすら許されない雰囲気(最悪すぎ)

…ワシの華の20代前半期はいずこ???


今でこそようやくwithコロナとか言われて、感染対策をしながらある程度自由が効くようになったが、その当時は世が謎のウイルスに怯え、何もできない状況だった。生きるのが上手な人はきっとあの状況下でも楽しみを見つけながら、希望を持って生きていたのだろう。だが私は違った。とにかく暗い時間を過ごした。


慣れない土地に1人越してきて、配属直後に前任の上司が育休に入り、わからないことを誰にも聞けない状態なのにリモートで仕事をこなし(わからなすぎて死ぬほど残業してしまいそのあと産業医に怒られた)、仕事が終わっても弱音を吐いたり雑談する相手もおらず、友達や恋人に気軽に会えるわけでもなく、ペットもおらず、趣味も特になく………え、当時のわたし可哀想すぎて涙出てきた。

思い返してもやはりあれは暗黒の時代だった。
華の20代前半というよりは闇に葬られし空白の時間である

そんな時、例の如く私はBTSに出会う。

↑こちらからどうぞ

以前書いた通り
はじめはそこまでハマるつもりもなかったし
かっこいい人たちを無料で眺められてハッピ〜くらいの気持ちだった。

が、見れば見るほどある感情が湧く。

BTS好きな人と喋りたい………

破壊が止まらないナムジュン見て笑いたい。
ここのジョングクが可愛いとか言いたい。
みんなはどのテヒョンさん好き?私は全部好き〜!って言いたい。(結局全部自分が喋りたいだけ)

忘れていた。
性格上、ひとりでこっそり楽しむとか無理だった。

というわけで、まずは身近にオタクを作るべく、身の回りの人を沼入りさせようと奮闘した。その結果

無事☆頓挫

父も母も妹も友達も彼氏も、だ〜れもハマらんかった。
私の勧め方が悪かったんじゃないです。そう信じたい。
私にBTSを勧めてくれた友達ももはや私のオタク化スピードに追いついていないし。世はBTSブームなはずなのに身近には1人もおらん。そんなもん?そんなもんなの?

そんな孤独のオタクの元に一筋の光がさす。
そう、

Twitterの存在だ。

別界隈のオタクをしていたときも、そのまた別界隈のオタクをしていたときも、いつも私の味方だったTwitter。
ネットスラングも、世の中の闇も、日本のオタクの多さも全てTwitterが教えてくれた。(やめな)
Twitterで友達ができる楽しさは既に古巣で経験し知っていたので、あとは始めるだけだった。アカウントを作るだけ。

でももう大人だし……そんな簡単にネットで友達作るってどうなの〜??(急な昭和思考)ていうか人見知りすぎて…せっかくオタク友達とかできても会うなんてとてもできな……………(記事序盤に戻る)
って感じで、実のところ、なかなかアカウント作成に至らなかった。

まあでもいまここでnoteを書いてることでお分かりいただけるが、仲間(オタク)と喋りたさが心配を上回るのはあっという間で、ちょうど1年前くらいに私はそそくさとアカウントを作成するのであった。


そしてアカウント作成1ヶ月後にはオタクと会ってた

し、2,3ヶ月後にはオタクとお泊まり鑑賞会とかしてた。


オタクアカウントをはじめて、思ったより自分と同じくらいのファン歴の人も多いこと、同い年や少しお姉さんのオタクたちもたくさんいると知った。(自分が敢えてその層とのつながりを求めたのも大きい)

そして1番いいなと思ったのは
大人同士だからこそ、いろんな価値観を容認できるというということ。

各々、仕事があったり家庭があったりで推し方はさまざまだ。きっともっと若かったら「オタクはこうあるべき」みたいな固定概念が抜けなかったと思う。
実際別のオタクをしていた頃は、情報は誰よりも最速でゲットしたいし、全て抜け目なくチェックしたいタイプだった。でも働いているとなかなかそれも難しく、オンタイムで追えないことも多々ある。そんな推し方でもまあいいか〜と思えるのは紛れもなくばんたんのオタク友達と出会い、さまざまな推し方を知ることができたからだ。

・各々の価値観を基本尊重する
・合わない人とはつながらない
・マウントを取り合わない

私が仲良くさせてもらっているオタク友達はみんなこんなマインド。なんというか、気楽だ。

一年前にアカウントを作って繋がったオタクたちと
今ではラインしたり、電話したり
一緒にカフェに行ったりご飯に行ったり。
忙しそうなときは体を気遣ったり、気遣ってもらったり
バンタンの話をすることもあれば、人生の話もしたり……もはやもう普通に友達である。


仕事が忙しくても、プライベートでしんどいことがあってもオタクはオタクの方法で励ましてくれる。
テヒョンさんの写真や動画を送ってくれたり。追えてない情報を教えてくれたり。
同じ話で笑えたり、喜べたり、悲しめたり
そういうのってすごくいいなと思う。
オタク友達はいまや私を支えてくれる柱のひとつだ。

考えてみれば、"オタク友達"などとカテゴライズする必要すらないのかなと思う。恋人もアプリで作る時代。友達だっていろんな作り方があっていいと思うし、繋がりが薄くなってしまった大人こそSNSで大切な友達ができることを是非知っておいてほしいなと思う。

少々堅苦しくなってしまったが
いまひとりでオタクをしているひと
大人になって友達を作る難しさを感じている人に改めて言わせてほしい。

オタク友達はいいぞ!!!!!!!!

そしてオタク友達へ。
いつも本当にありがとうー!!愛してるぞ!!

どうもありがとうございました。


もちゅ

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