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【レベル67】数学が苦手な私が数字に向き合う決断をする話

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振り返りで感じた違和感。

大の数学嫌いな私はこの夏、数字に向き合う決断をしました。

私このnoteでも何回も書いている通り、自分の力を伸ばすためには「行動を振り返ることが何より大切だ」と考えています。

今もその考え方は変わらないのですが、この数か月の自分の仕事を振り返った時になぜか自分の活動がぼんやりとしている気がしました。

振り返り用の記録の残し方を変えていたわけではありません。
この数か月間さぼってきたわけでもありません。むしろ前よりも活動に充実感を覚えていたほどです。

それなのに、なぜかうまく振り返れませんでした。
「がんばったけど、頑張り方これであってたっけ…」となにか漠然としている感じです。

すごくモヤモヤとした気持ちになりました。

『数値化の鬼』

そんなときに偶然本屋さんである本を手に取りました。
それは『数値化の鬼』という本です。

私は小学校高学年からすでに算数が苦手で、克服することもなく数学を捨てて大学受験をしたほどです。

そんな私の目に留まった本は『数値化の鬼』。
今まで逃げてきた数字の中に、このモヤモヤを解消するヒントがあるかもしれないと、ふと思いこの本を購入してみました。

結果は大正解。
私が探していたモヤモヤ解消のカギはこの本にありました。

感情を寄せ付けない“数字”

振り返りをしていた時のモヤモヤは、
「あの時期はしんどかったけどよく踏ん張った」という私視点の感情的な部分が多く、そこまで理解してもらえるのかという不安がモヤモヤを生んでいたのです。

しかし、『数値化の鬼』を読んでこの悩みに光明が差します。
キーワードは 数字 でした。

私の目標には数字で測れるものが少なく、その結果振り返っても感情を含む曖昧なものにならざるを得なかったのです。

これまでの自己評価は「自分はあの時こう感じたからこういう行動をした」とか「○○を課題と捉えることができたのは何々という経験があったから」といったのように、あくまで自分の感情を多分に含んだ自分のモノサシで測っていたのだと改めて気が付きました。

もし目標にきちんとした数字の目標があったならば、
その評価は誰が見ても大きな差は生まれないはずです。

なぜなら

数字は感情を含まない事実であり、だから誰が見ても同じだからです。

評価基準となる数値をあらかじめ決めておくことで自己評価と他社評価の差を小さくすることができるのです。

言い換えると、数値目標を定めその数字に向き合うことで客観的に自分を振り返ることができるということでもあると思ったのです。

数字は解像度を高める

数字で振り返りができるようになると、客観的に自分を捉えることができるので足りていない部分が見えてきます

例えば、売上100万円が今期の目標だったとします。
ですが、今期の売上は50万円でした。

これまでの振り返り方は、「新規顧客を狙っていつもよりアプローチしたが結果に結びつかなかった。」とか、「メールでの連絡を絶やさなかったのにリピーターが増えていないことが原因。だから次はそこの獲得を狙う。」のような感じでした。

これを数字で振り返ってみます。
「合計20件新規顧客セールスを行って、2件しか獲得できず、しかもそれぞれで25万円しか売上を上げることができなかった。」

このようにざっくり数値化しただけでも、
来期はセールス数を倍の40件にすれば100万円の売上に到達できる。
とか
20件というセールス数は据え置き、次は4件の獲得につなげるためにセールス内容を見直そう。
といったように具体的な課題や目標を明確に言語化することができます。

この本を読んではっきりしました。
振り返りの時に感じていたぼんやり感は、自分の課題を見つけ出そうとした時の不鮮明さだったのです。

それが数字を用いることで、足りていない部分が鮮明になり、見つけ出したかった自分の課題に対する解像度がぐんと高くなるということを理解できました。

今の私に重要な事は、数値で物事を測り、数字で考えるという『数値化の鬼』になるということだと強く実感しました。

これからの目標づくりは・・・

だからこそ、今後の目標づくりで重視したいことは

絶対的な目標(例でいう売上100万円)だけではなく、
それを分解して数値化したKPI まで考え込むことです。

数値化したKPIは短期的な振り返りにも役立ちますし、目標と実績との差が埋まらない時は現状を打破する手がかりにもなります。

感覚ではなく数字で考え、それを根拠に行動に移すようになりたいです。

そのために数字で考えるクセをつけて、数字に向き合う姿勢を身につけたいと強く思います。

今の私に圧倒的に足りないものは数字で戦略を立てるという思考の仕方だと実感しました。

だから私は数字に向き合う決断をしました。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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