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親同士、子供同士

子育て中のご家族の皆さまお疲れ様です。

我が家の娘は小学校高学年。

夏休みを利用して、二年ぶりくらいだろうか。私の同級生の親子に会いに行く。私の同級生は中学の時の友達。出会ってから30年以上は経っている。

お互いに結婚をし、私は息子を産んだ。それから10年後に今度は娘を産んだ。同じ年に同級生の彼女も女の子を産んだのだった。

親同士、子供同士、同級生。

なんだか不思議な関係性。

中学の時一番仲の良かったSちゃん。とてもオシャレで、芯のしっかりとした女の子だった。私はSちゃんに憧れていた。私たちはいつも三つ編みのおさげ姿で一緒にいるもんで、「ピーナッツ」と化していた。どちらかが居ないと、「片割れは?」と聞かれるほど(笑)

Sちゃんには、娘さんの下に男の子が一人いる。Sちゃんは子育てに忙しい時期があり、私も仕事に忙しくもう何年も会っていなかった。ところが、ひょんなところから2年前。お互いの家族と一緒に公園で遊ぶ機会があった。けれど、そこから今までなかなか会えずにいた。

今年たまたま、Sちゃんの誕生日に、LINEでおめでとうメールを送ると、「久しぶりに会おうよ」という話になった。今日は雨だったので、なるべく人の少ないお店を探して、ランチに出る。

久しぶりに会ったSちゃんは相変わらず。娘のRちゃんと我が家の娘も「久しぶり~」と話しをしている。親同士が気があうと、娘同士も話があうのだろうか。最初は距離感が合った二人もすぐに打ち解けあい、話に花が咲いている。良かった。小学校高学年にもなると、なんとなく距離感が開いたままになることもあるが、二人はちょっぴりおっとり系なので、またそこが良いのかもしれない。

二年前にSちゃんに会った時、感じた事があった。

昔のSちゃんはとてもしっかりした女の子だったので、「こうじゃなきゃ」「こうであるべき」がはっきりしていた。親御さんの躾も厳しかった。Sちゃんは二人の子供を育てるのにかなり苦労したようだった。「こうじゃなきゃ」「こうであるべき」が通じない子供たち。さらに体の弱い子供たち。いまだになんだかんだと病院通いが続いているそう。そこで、Sちゃん自身が「親」として忍耐と成長を会得したのだと思う。それを受け入れて、とても寛容になっていたのだった。私はSちゃんを尊敬した。そして、子育ては本当に親を育てる事につながっているのだなと思った。

今からずいぶん昔、お互いに結婚をする前の事。長野オリンピックがあった年に私とSちゃんは二人旅をしていた。観光地、日光に行ったのだった。そこでペンションに宿泊。オリンピックでフィギュアスケートを見ながら楽しい時間を過ごした。そして、ペンションのダイニングに行って食事をしようとすると、二人掛けのテーブルが幾つかならんでおり、そこにはなぜかカップルしか居なかった。なんだか場違いな二人。食事を終えて、部屋に戻って、なぜカップルだらけだったのか分かった。その日はバレンタインデーだったのだ。二人で大笑いをした思い出がある。翌日は膝の丈まで雪が積もっていて、白銀の世界。本当に素敵な思い出。

また女二人旅しようね。

と約束した日からずいぶん経ってしまったけれど、約束に時効は無い。

子供たちから手が離れたら、また女二人旅をしようね。と言って別れる。次に会えるのはいつになるかわからないけれど、そんな約束があることを嬉しく思う。

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