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はじめての新幹線ホテル

正月の能登半島地震で被災された方々は本当に大変な思いをされていると思います。それに比べれば自分の経験なんて取るに足らないですが、ここに書いてみます。似たようなことに遭遇した場合のお役に立てれば。

地震が起きたのは新潟方面に向かう新幹線がちょうど浦佐に止まった時でした。夕方の4時過ぎでしたよね。大きく揺れた後に車内の電気が消えました。当然、新幹線は出発せずに止まったままになったのですが、それからが長かった。

助かったこと:
・ちょうど駅に止まった時の地震だったので、駅に降りて売店で物を買うとか自由にできた。
・トイレが使えた。
・スマホでニュースを調べられたので、ローカル線も含めて再開の見込みが少なくとも翌日午前中までは無いと早めに分かった。
・新幹線ホテルに泊まれた。空いていたので3列席で横になれた。
・小さなカロリーメイトをJRが配ってくれた。水はくれなかった。
・翌朝、東京方向の新幹線は動いたので、帰ることはできた。

困ったこと:
・車内のアナウンスは、安全の確認が取れるまで動けないの一点張り。
・そのほかの情報は何もアナウンスしてくれなかった。
・夜9時半ごろになってようやく新幹線ホテルのアナウンスが出た。
・越後湯沢まで一駅戻っての新幹線ホテルと言うだけで、なぜ?とか何時ごろ?とか、詳しいアナウンスは一切無かった。
・東京に戻る新幹線が出るとのアナウンスがあったが、すごく時間がかかると言われた。予定本数などの詳しい話は無し。
・小さな子供連れのご家族は本当に大変そうだった。しびれを切らして外のホテルに移った人も多かった様子。
・越後湯沢に戻った後も駅からはまともなアナウンスがほとんどなかった。誘導も二転三転し、駅員に怒っている人もいた。
・ようやく新幹線ホテルが開放されて席に着けたのが0時。2時間立ちっぱなしだったので疲れた・・・
・翌朝もアナウンスは全くなし。どうなるのかと思っていたら急に、新幹線ホテルを閉めるから降りてくれと言い出した。
・その後も運行状況など、全くと言っていいほどアナウンスされなかった。

ということで、困ったことの方が圧倒的に多かったです。JRからの情報がほとんど何もなかったのが本当に困りました。こういう時はJR情報を当てにせず、自分で調べて先手先手を打っていかないと、どんどん身動きが取れなくなっていくことを実感しました。特に小さい子供連れやお年寄りは、さっさと駅から離れて、休める場所を見つけた方がいいかも。

あと、水とトイレの心配は最優先ですね。今回はたまたま何とかなったけど、例えば新幹線から降りられないでトイレも使用禁止とかだったらと思うとぞっとします。5~6時間カンヅメでしたから。


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