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自宅のインターネットもインフラだぁ

30年前、インターネットは会社や大学などでないと使えなかった。20年前、電話回線にモデムをつなげば自宅でも使えるようになった。でもその頃はまだ、ずっとインターネットを使っているわけではなかったし、電話回線を使う関係上、料金もばかにならないので、家族が使わない夜の時間帯につなげる感じだった。

でも、今はそんな甘くないです。自宅で常時使えて当たり前。短時間でもつながらなくなるとすごく困ります。パソコンやスマホ、タブレットは当たり前、テレビ、ひょっとすると白物家電も家の鍵も照明も猫も杓子も、家の中にはインターネットを使う機器が山のようにあります。ご家庭によっては、命にかかわる機器だってあるでしょう。自分は在宅勤務が多いので、インターネットがつながらないと仕事にならないです。

ちょっと前、我が家が恐ろしい事態に陥りました。インターネットがつながらないんです。正確に言うと、つながったりつながらなかったりするんです。基本使えないんだけど、たまに思い出したように使えるようになる。色々調べましたが、家の中の配線やWiFiに問題はないのに、家の外とつながらないのだということが分かりました。

※ この後、定年雇用延長オヤジのボヤキが始まります。書いている方は憂さ晴らしになるのですが、読んでいる方はうっとうしいと思いますので、次の※まで読み飛ばしてください。

うちのマンションは一括で業者と契約していて、貸し出されるモデムを壁のアンテナ端子につなげるタイプです。問題ないときは快適に使えるんですが、この業者、はじめからひどかった。ある意味ブラックじゃないかと思うくらい。

アンテナの電波強度を調べると言うから家の中に入れると営業の人が延々と全然関係ないサービスの説明を始める。要らないと言うと挨拶もなくいきなり家を出ていく。アンテナ端子に必要のない(と今では思える)器具を取り付けると言って家の中に入り、やっぱり営業の人が売り込みを始める。インターネットの契約の時も、営業の人と技術の人の言っていることが違うとか色々あった。挙げるときりが無いです。

で、今回インターネットがつながらなくなった時も、大変でした。つながらなくて困ったので、スマホのモバイル通信を使って、業者のWebサイトから情報を得ようとしましたが、全然ダメ。出てくるのは、モデムの電源やケーブルの接続、ランプの点灯を確認しろなど、ユーザー側に問題があることを前提とした情報ばかり。障害情報のページはあるけど、今回の件は載っていない。業者に電話したくても、どこにも電話番号が載っていない。

打つ手が無くてどうしようかと思っていたところ、やっと見つかったのが夜間の受付電話番号。ところが電話しても要領を得ない。翌日になって改めて担当者が電話してきてくれたけど、何とびっくり。問題のある場所は分かっているけど、担当の営業が休んでいて何日も対応できていないって。その場所の周辺一帯が同様の障害にあっているけど、障害情報に載せるような案件ではないって。耳を疑うとはこのことか。

ユーザーは、自分が悪いのかもしれないと思って、回復をじっと待つしかないと言っているのと同じこと。業者側に問題があるような情報や、業者に問い合わせる手段が、何も載っていなんだから。電話してきてくれた人には申し訳ないけど、説教モードに入ってこんこんと苦情を言いました。怒りで爆発しそうでしたが、もちろんおだやかに論理的にお話ししたつもり。

最後まで、休んでいる担当営業の代わりに他の人がすぐ対応しますなんてことは言ってくれなかった。粘り強く交渉してやっと応じてくれたのが、問題が解決するまで節目節目で状況を報告してくれること。そんなこと、Webの障害情報に載せるべきじゃないかと言いましたけど、それはどうしてもできないと拒否するので。ほかのユーザーに知らせる気はないみたいでした。最後は自分も疲れました。

※ ボヤキ終わります!

その後もすったもんだあって、1か月くらいたってやっと全回復しました。今も時々インターネットが遅くなると、この業者がまたやらかしたんじゃないかと疑ってしまいます。不信感が半端ないです。

自宅のインターネットも、電気水道ガスなどと同じ、今や立派なインフラだと思います。業者にはしっかり自覚して管理してほしいし、しっかり管理させるような法整備や行政指導などを期待したいです。

これから自宅のインターネット業者を選ぶ方は、ぜひまともなところを選ぶよう、お気を付けください。少なくとも、業者のWebページを見て、問い合わせ窓口の電話番号やメアドがすぐに出てくるような業者にした方が良いと思います。

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