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自分なりのスジを通すということ

まぁまぁ、大阪に来てからというもの、冷静に周りを見渡せば、社員や下請けの職人の扱いが雑過ぎる。

職人なんかはヒネくれまくっちゃって、まともに言うことを聞きゃしない。

東の人間(俺)に舐められたくないって気持ちもあるんだろうけど、どうやらそれだけではないみたいだ。

数年前から、一気に下げられた労務単価(手当)や仕事が途切れたら知らんぷりされて、仕事をつなげるように計らうようなこちらの対応も悪かったらしい。

忙しくなって人手が必要なときだけ、都合よく声をかけてくる。

『便利屋か?』って気持ちなんだろな!

でも、建設業の個人事業主なんて言っても、一昔前は日雇い労働者なんて言われて、仕事を求めて各地域を渡り歩くのが当たり前。

飯場に住み込みで仕事をするのが当たり前だったんだから。

一つの場所に定住できて、家族と一緒に過ごせて、仕事がきれたから面倒見ろというのも、正直甘いんでないの?って思ったりもする。

社員に関しては、遅くまで残業するのは当たり前で、会社は土曜日休みでも現場は土曜日やってるもんだから、用があれば電話が掛かってくる。
出ないで、月曜日に出社すると『なんで、土曜日電話に出ないんだ!』っと代わりに電話対応した上司に怒られる。

こちらの職人は、『番頭さん休みだから土曜日の電話は控えよう』なんて遠慮は一切無い。

そんな中、転勤するための事前準備に大阪に下見に来た時に、部下になる予定の3,4年目の若者が退職届をその日、寿司屋の上司に出していた。

平日は残業、土曜日も鳴り響く携帯電話。
当たり前に嫌んなるだろうな。
仕事に楽しみややりがいでも見つけることができていれば、違っていたのかも・・・

なんて、あるわけない!
自分の生活(プライベート)の充実無くして、人生に満足できる訳なんぞ無いし、生活の殆どが仕事の時間になる訳だから、仕事が苦であれば人生もイコールになるのは、分かりきっていることだ。

そこには、己の信念も理念もない。

俺と一緒だ・・・

つづく!

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