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22歳〜23歳 フリーター

大学を卒業し16年、興味の赴くままこれまで建築に携わってきました。
これまでの半生を勝手に振り返り勝手に思い出に浸ります…。


大学4年の頃、将来設計者の道へ進むことは決めていましたが、卒業後すぐに設計事務所に就職するのは視野が狭くなりそうで何だか面白くないなと感じていました。思い切って2年間はフリーターとして設計以外の分野に飛び込もうと決意し、就職活動を一度もせず大学を卒業しました。


まずはじめは広告代理店で広告やポスターなどのデザインを行いました。
何気無い普段見かける広告でも目を引くためのディティールや工夫を学ぶことが多く一気にその世界にのめり込みました。しかし、広告代理店と言いつつも販促業務から派生しインテリアデザインも行なっている会社だったため、設計の仕事をふられることが多くなっていきました。設計以外を学び知見を広げるためにフリーターをしているのに…!
学びは多かったのですが、そこで知り合った現場監督さんに次の仕事を紹介してもらいました。

現場監督さんからまず紹介されたのが職人さんのヘルプでした。
コンクリートの塊を専用の工具(電動ピック)でひたすらはつったり、何千m2もあるスーパーの天井をひたすら撤去する解体屋さんやビルのエントランスの床にタイルを貼ったり、鋼製の建具を何枚も塗装したりと多様な職人仕事をしました。
諸先輩方はガタイがよく、昔ヤンチャしていただろう面影がある強面の方々ばかりでした。最初は怒られてばかりでしたが仲良くなると面倒見がよく気さくな方々で作業着を買うなら「寅壱」だろ!と逆らうことができず言われるがまま寅壱のニッカポッカを履いていました。小柄でひょろひょろなので全く似合ってなかったと思う…。

ヘルプ職人として充実した日々を過ごしていましたが、仲良くしてくれていた塗装屋さんに「お前フラフラしてやばいんじゃない。やりたいことがあるなら今すぐしろ!」その一言で急に不安になり設計事務所へ就職活動をすすめました

最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回に続きます

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