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宿敵京都とのホーム2連戦

前節水曜日に大阪エヴェッサと対決し、激闘の末惜しくも1点差の敗戦となったキングスは、4/6,7にロイ・ラナ指揮官のもと後半戦一気にチームケミストリーの完成度が上がった難敵、「京都ハンナリーズ」と対戦しました!

大阪戦では序盤よりキングスらしさを感じないぬるいDFから入ったことで大量得点を許し、またキングスもチームカラーではない点取り合戦に持ち込んだために流れが上向いていた大阪に最後の決まり手を許してしまい、結果は88-89の1点差で敗北(>_<)

今回の京都戦でポイントとなったのがやはり”DF”
チームとしてはダンカンや松脇といったシュートタッチが好調な選手がいるだけに、点を多く取りに行きたくなるのは理解できますが、本来のキングスはDFを1Qからハードに仕掛け、守り勝つチームですので、自分たちの原点に戻れるかどうかが大事だと思い、このポイントに注目して2連戦を見届けました。

今回もさっそく振り返っていきます(*^^*)

◇試合結果


●GAME1【キングス83‐京都77】WIN
●GAME2【キングス93‐京都80】WIN

👆試合は無事キングスの2連勝で幕を閉じました(^^♪

◇これぞキングス!なDFが復活

個人的に注目ポイントとして挙げたDFの部分、キングスは見事に1Qから小野寺を筆頭に激しくプレッシャーを仕掛けておりました(*'▽')
中をしっかり締めるだけでなく、ボールマンに対してのハードなプレッシャーやダブルチームのタイミングもよくできていたと思います。
この2連戦では何度か京都から24秒のバイオレーションを奪うなど、ローテーションの早いDFでパスコースを潰すことに成功していました!

セカンドユニットのフリッピンや松脇、牧と田代も交代早々から激しくDFを仕掛け、強度を落とさない徹底したプレイは非常に好印象。
特に牧のルーズボールへのダイブはめちゃくちゃ心にくるものがありましたね😿
ここ最近のキングスでは見られなかった泥臭いプレーをハンドラーとしての負担が大きい牧がこなしたことは感慨深く、チーム全体の意識を変えるワンプレーだったと思います!!

ですが今シーズンの京都はハードプレスでも決めちゃうやべぇテクニックを持った集団です(笑)
2戦ともタフショットながら自信を持ってしっかり打ち切っていたため、結果として点差はそこまで離しきれなかったのが正直なところ。
そして京都には富樫/河村クラスになる可能性を秘めたとんでもない逸材がいます(笑)

◇マシューライトのファンになりそう

富樫/河村クラスの逸材とは彼”マシューライト”
前回対戦時から感じていましたが、プレーの落ち着きとか一つとっても「一家に一マシュー」欲しいレベルでエグイ(笑)

PnRの作り方、バウンズパスの精度はまさにお手本通りと言えるプレイヤーです。
彼のパスはビッグマンのペイントダイブ時にスピードを殺さない絶妙なタイミングで通してきます。【その技術俺にも分けてくれ。。。w】
おまけに多少のコンテストでもぶれない軸の強さと柔らかいシュートタッチを持つため、フリーにするなんて言語道断。
キングスは一歩間違えると彼の手中に収められるんじゃないかというとこまで行っていたと思いますね(笑)

キングスは今後、彼のPnRに対してや他チームで同様のプレイメイクをされた場合へのDFの修正は必要になってくると感じました(;^ω^)
Twitterのフォロワーさんから頂いた意見を参考にするとボールマンへの”ショウDF”を増やすことも対策のひとつに取れるかも。
ショウDFを仕掛けて簡単にペイントエリアへ侵入をさせないローテーションとフットワークの軽さが重要になりますね~。
体力大事(笑)

◇安心感・安定感・ジョシュダンカン

シーズン後半戦に入り、以前の記事でも触れたダンカンのチームフィット向上が今節もよく見受けられたと感じます😊

何といっても3Pの決定力が異常(笑)
現時点の成功率は驚愕の48.1%!!
シーズン終了まで1試合3,4本ずつ沈めれば3P王も夢じゃないところまできてます(笑)

ダンカンのスリーはお手本のようなしっかりとした”ぶれない”フォームでシュートを打つため、ノーマークを作ればリーグでもトップクラスの安心感で沈めてくれます。
当然ですが今後はいかにこのストロングポイントを対策されてもなおクリエイトできるかは重要だと感じます(笑)

またここ最近のダンカンはクーリーなしの状態を乗り越えてきたのもあって、リバウンド争いになかなか負けなくなってきています。
クーリーが出てない時間帯の不安も徐々に解消されつつある印象です🎶

◇ヒューとタマヨの出場機会UP

SNSやようつべのコメ欄でもよく見受けられる二人のプレータイムの短さ(笑)
寄せられる意見は見ていて理解できるのもありますが、まあむやみやたらに試合出せばいいものでもないと思います(笑)

ここは我々ブースターが見えてこない”練習”の部分で、フォーメーションの理解度やフィジカル的なところ等でチームの基準に達していなかもしれません。
加入1か月弱の若手ホープ枠ですし、二人の本当の勝負と言えるのは来シーズンからと私的に考えております('ω')

ですが今回の京都戦GAME1の試合後、とあるインタビューで桶さんがこんなことを口にしていたのをTwitterで見かけました。
「タマヨに関してはこれから出場機会が延びると思う」

その言葉通りタマヨは久々に3Q以降も出場し、10分以上のプレータイム。
同じくしてヒューも起用され7分以上の出場機会を獲得しました!
おそらくですが前節の千葉戦や大阪戦でも感じていた、タマヨとヒューのポジショニングがかなり改善されてきているのが要因でないかと考えております(^^♪

タマヨはビッグラインナップ起用時にコーナー待機と45度の位置取りがスムーズになり、その好循環もあって気持ちよくスリーを打ててると思います。
またGAME2ではペリメーター辺りでマッチアップされているマシューライト相手にポストアップを仕掛け、ターンからのナチュラルなワンフェイクでライトとディアロを飛ばしレイアップへいく技を魅せました✨
惜しくもユトフにブロックされましたが、基礎能力の高さを伺わせる見事なプレーに思わず声がポロリ(笑)
いや~あれ決まっていたら私の脳汁はドバドバでしたね(その技術ヒューにも分けて…w)

ヒューに関してもインサイドのポジション取りでしっかり体を当てて外国籍にリバウンド負けをしないよう働いたのは良い印象です。
そのおかげで何本か自身の高さを活かしてリバウンドを取れていましたね😊
また相変わらずの爆速トランジションのおかげでスペースを作るのにも貢献しており、インサイドプレイヤーとしての動きが板についてきたと感じます。
これから体を強くして当たり負けしないようオフシーズンで改善できれば非常に面白くなりそう(*^^)v

ヒューやタマヨの二人だけでなく、桶さん的にも二人の起用法で”何か掴んだ”のかもしれません(*^^*)
残り少ない今シーズンの中で、手応えをどんどん掴んでいって欲しいですね。

◇エリートPG牧隼利(SE:ファルコ~ンパンチ!!)

今回京都戦で一番ヤバい活躍していたのはやはりこの男ではないでしょうか?
2試合続けて試合を決める時間帯に顔を出すだけでなく、インサイドのクーリーへの安定供給や声を出しながらフロアバランス構築に一役を買った働きはまさに”バランサー”と呼べる活躍。
ヘジテーションを加えたドリブルでパスコースを探しつつも隙を見てレイアップにいった動きはもう”エリートPG”のプレイです(笑)
試合を重ねるたびに良くなっていく状況判断能力には若干恐怖を覚え始めてます(笑)

GAME1ではプレイメイクだけでなくルーズボールダイブを披露したりと、ホント”わかってる”よな~(笑)
沖アリ民はああいうプレイが大好物なのよ(*^^)v
それを実行したファルコンはさすがですね。
このプレーはこれからのチーム全体にいい影響を与えるはずですよ(*^^*)

GAME1後のインタビューで本人は決めるべきシュートを外したことを悔いており、そのアンサーとしてGAME2に3Pを2本成功させたことに拍手を送りたい👏👏
そういう部分こそ、私が”エリートPG”と呼びたくなった所以です(笑)

今シーズンからウィングのプレイメイクを主体に切り替えたキングスにおいて、引っ張る存在となれるのが牧と田代の二人。
これは以前にもnote内で書きましたが、改めて実感することが多いです。

桶さん的にもこのように2for1さんの千葉戦後インタビューで語っていましたしね(*^^*)
何気に二人はキングスの生え抜き選手ですし、チームカルチャーを深いところで理解できているんだろうな~という感じがプレーから伝わってきます。

◇ユース出身期待の若手、須藤春輝初出場‼️

加入からもう3ヶ月、ここまで点差を付けられない試合展開が多かったこともありなかなか出場機会に恵まれなかった"須藤春輝"選手がGAME2残り23秒から待望の初出場を果たしました😊

いわゆるガベージタイムという勝敗が決した状態の時間帯のため、主力を下げてベンチメンバーを投入するような形ですが、須藤くんと同時にインサイドへヒューとタマヨを出しました。

この数秒間の中で須藤くんは今村のナイスDFからボールを貰い、トップスピードでペイントダイブ。
ステップを踏んで京都のDFを飛ばしたら、後ろから走ってきたヒューへパスを出し得点を演出。
見事初アシストを記録しました✨
彼らしさの詰まったプレーにしかも若手ホープのヒューへアシストしたというところに南国の未来を垣間見た気がします(笑)

試合終了後、コメントを求められた際にはチーム帯同最後の日だったことと、自分に関わってくれた両親や関係者に対し感謝の気持ちを述べておりました😊
兄貴たちがなかなか点差離さんから〜って言っても私は許したのに(笑)
この大きな会場で18歳の少年が伝えるべきことをしっかり理解して言葉にできていたのは非常に感動しましたね😭
よくできた子だよ(´-ω-)ウム
君は将来大物になる!

あのトップスピードに乗ったら止めにくいドリブルスピードや落ち着いてパスを出すメンタリティと視野の広さは、来季すぐにチームへ加入しても着いていけるポテンシャルはあると感じました(*^^*)
また戻ってきてくれると嬉しいな( *´꒳`* )

琉球ゴールデンキングス公式サイトより

◇次節島根戦に対する所見

いよいよ西地区首位を争う島根とのシーズンラストバトルが明日となりました:( ;´Д`;):

島根は前節広島との激闘を1勝1敗で乗り切り、また優勝に向けてブーストしたように感じました(笑)

広島にはストレッチ性能のある220cmの巨人カイソットがおり、彼のサイズから生まれるプレッシャーを活かしたチームDFで、ビュフォード得意のペリメーターを簡単に撃たせないことに成功。
結果的にFG率を下げるという1つの正解を導き出していました。

昨シーズンのキングスはセミファイナルにて、ベテラン帰化枠の小寺さんがビュフォードのフェイクとファールを貰う動きに簡単に反応しないことで守ることに成功していたと思います。
現在は小寺さんがいないにしても、千葉のスミスやロー相手にサイズとフットワークの良さで好き勝手にプレーをさせないようにできた"ヒュー"を試してもいいかなって感じます🤔
また、今後を見据えてタマヨをぶつけることも個人的にはして欲しい🥺

ただまあ現時点の最適解は身体能力で着いていける今村かフリッピンをつけて気持ちよくシュートをさせないのが正解かな?
ファールトラブルにならないことを祈る(*>人<)

そしてさらに重要なのが安藤・ビュフォード・ケイ以外の選手に"良い仕事をさせないこと"でしょう。
この3人はボールを持ってから個人スキルで打開してくるので3点以外は目を瞑るしかない💦
でも前提として島根の他の選手はほぼコーナーで待機が基本なので、京都戦同様1Qから"激しくDF"することが勝利条件と言えます。
ここで手を緩めないかどうかは注目ポイント。

そしてOFに関しては、島根攻略のセオリーの1つに帰化枠の"ウィリアムス・ニカをファールトラブル"へ追い込むことが最優先と言えるかなと(笑)
その後の手順では、ニカのファールトラブルがボディブローのように効いてくるので一気にOFリバウンド等交えつつインサイドの主導権を握る。
後はチーム全体のスリーへの警戒とビュフォードは2点に留めるDFを40分間継続して勝ち切りたいところです(  ◜ω◝ ; )

◇まとめ

京都戦はチームの課題となっていた"激しいDF"の部分を40分間きっちりやり抜くことに成功し、OFではボールムーブメントも安定感が増し、ターンオーバーを1桁代に抑え、チームとして一皮剥けたとのではないかと感じてます(˶ᐢωᐢ˶)

各種SNS上では大阪戦の敗戦もあって地区優勝に対してのマイナスコメントも多く見られ、選手起用についても苦言がちらほらと出ていました。

あくまで私の今シーズンのキングスのチームスタンスに関してですが、実は優勝すること以上に"ポジションレスという新しいカルチャーの導入""若手ウィング陣のステップアップ""ヒューとタマヨという逸材をチームに馴染ませる"ことに重きを置いているのではとつくづく思うのです。

今よりも数年後の未来、素晴らしいアリーナと最高のブースターを抱えるチームだからこそ強豪として永続的に居続けるための我慢の日々を積み重ねているのではないでしょうか。

昨シーズンのファイナルではまさかの並里ロスター外、エバンスの不調といったことが立て続けに起きたためにプレイメイカーの薄さを露呈した。少なくともその敗戦から日本人のウィング選手達をよりレベルアップさせなければマズいと考えたかもしれません(*´ `*)

私自身としても今シーズンのスタート前に並里とエバンスを放出したことで、「チーム再建に舵をきったか」と思いました(^_^;)
なのでこんなことを言うのも良くないかもしませんが、内心は優勝に拘ってません(笑)
むしろ新たなプレーを覚えてどんどん良くなるチームの成長を見届けるのが何よりも楽しいのです😊

だからといってチームディフェンスを疎かにしたり、ハードワークを怠るプレーにはしっかり非難を入れますヾ( -`д´-

どんな形であれ、最後にファイナルの舞台へ戻ってくるよう応援し続ける。

島根との大一番、ここで一発ぶち込めるかどうかで来季以降の対島根にも影響すると思います(*^^*)

絶対勝ちましょう💪

-fin-


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