見出し画像

『埼玉県』どんなところ?埼玉県民からみた「埼玉のホント」とは?


#埼玉県 #埼玉 #地元愛
#都道府県  #埼玉県民

私の家族、埼玉にいきたくて住むことになったのではない。たまたまソウなっただけだ。きゅうに父の職場が、東京の練馬になった。たぶん単身赴任など考えていなかったのだろう。困った父は、母の兄(私の伯父)に相談にいく。結果として、埼玉に移り住むことになった。

この伯父は、今でいう投資家だった。高級絵画も手を出していたようだが、土地も所有していたという。持っていた土地が、たまたま東京に隣接していた埼玉にあったということだ。ほどなく我々家族は、そこに家を建て住みつく。

いわば「根無し草」だった私にとって、埼玉は「安住の地」となったといっていい。人生で最もながく住んでいるからだ。また、この地は、まだまだ緑が豊か。環境としては申し分ないと思う。そして、なんといっても良いのが、東京まで近いということ。1時間もからかからずに行ける。そのうえ土地が安いからなおさら良い。

*地元愛、愛着度…全国ワースト1位
これを聞かれると、確かに郷土愛はないと言える。温泉があるわけでもなく、おいしい食べ物があるわけでもない。いってみれば、とくに特徴がないのが、特徴といえる。人に自慢するものがないのだ。たぶんこれが影響しているのだろう。

だが、だからといって引っ越すか?と聞かれたら、即座にそれはないと答える。埼玉県民の6割以上が、定住を希望しているようだ。なにせ地震はないし、海もないから津波もない。台風だって不思議に直撃することは少ない。そのうえ固定資産税が少なくてすむ。住むには申し分のない町といえる。

*埼玉、あえて特徴をあげるとしたら…?
子供と、犬猫などのペットには金をかける!これがまず第一の特徴。教育はこの20年間トップ3位を維持し続けている。町中を見渡すと、塾の多さにおどろく。小さな街でも至るところに学習塾がある。

アマゾンなどネットで書籍が簡単に手にはいる時代。全国の書店は、この20年で半分の1万店を切ったようだ。ほとんどの街にある本屋は消滅しかかっている。一方県民はというとかなり本を読んでいるようだ。これは東京・神奈川・千葉もおなじ傾向だと言う。

同じことが、自転車保有台数にも言える。埼玉県民が全国一自転車を持っている。これも東京神奈川千葉で同じ傾向にあるようだ。地元地自体も、これをよく知っているらしく、サイクリングロードは全国一充実しているというデータがある。

*埼玉を代表する偉人は誰?
もうこれは一択でいいと思う。明治期に活躍した「渋沢栄一」。彼の凄さ、なんといっても「義」を重んじていたこと。実業家で数百という事業に関係している。しかし、決して利益を追い求めていない。ここが渋沢を偉さといって良い。

高齢となり、実業家を退いてからも、死ぬまで福祉の道を歩んでいる。日本の歴史のなかでも、これほどの人物はなかなかいない。これは埼玉県民、だれもが誇れることだと思う。

*埼玉の地理は
地図を眺めてみると、東京・神奈川・埼玉は、ひと続きだ。ということは、この1都2県で「東京」でも良かったといえる。しかし、行政区分で無理な形で分けられた。

これ以外の地域とは、きちんと分けられている。まず利根川により、群馬と栃木。江戸川により千葉と茨城の境界線ができている。

地形としては西高東低。西側に2千m級の山々がつらなる。東へ行けば行くほど、低くなっていく。埼玉は、河川の多い土地だ。利根川があり、荒川があり、中川・江戸川がある。水辺の割合は5% (全国6位)で、河川の面積では、全国第2位となっている。

土地のバランスもよい。山地が32%、丘陵地と台地で30%、低地が37%となっており、67%が人の住める土地といえる。これにより東京のベッドタウンとなった。

まとめ
埼玉県民にとって一番嫌なのが、その名称。「サイタマ」がどうも気に入らない。本来の名は「サキタマ」が正しい。もともとの地名は、この「サキタマ」だった。しかし、言いやすい形に変えた(イ音便)ことで、サイタマとなったという。

「玉」の文字にも、納得いかない。万葉集には「佐吉多満」(サキタマ)という記述がある。およそ8世紀にかかられたものだ。多摩地域に国府がおかれ、その前にある土地に、「タマ」の前(サキと読む)で「サキタマ」としたとされる。他が申し分のない土地なだけに、私にとっては残念としか言いようがない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?