見出し画像

教育改革 子供たちに本当に生きた学力を身に付けさせるには…!


#イジメ #教員の不祥事 #教育改革 #NPO  #代用教員
#高齢化社会 #shirokuma  
近年、学校での教員の不祥事が立て続けに起きている。また、イジメ問題もいまだに減らすことができない。日本だけでなく、米国や米国などを見ても、教育改革は叫ばれているが、できていない状況だ。

過去、日本では代表教員制度があった。明治期、小学校の教育は本来は養成学校で資格を得るものとされたが、資格者の十分な確保が難しく、無資格者を使うことになったという。明治33年には、法令でも代用教員を認めることとなる。

戦後4年目の1949年に、代用教員制度は廃止となった。ただし、やはり人員不足ということで、戦前戦中の代用教員には資格を付与すると言う形で、有資格者と言う体裁は整えられている。いずれにしろ、21世紀の現在、代用教員制度は日本にない。

今回、私の提言はこの代用教員を復活させようというもの。どういうことかと言うと、これができるのであれば、今抱えている様々な教育の問題が解決するからだ。ただし、あくまでそれは教員の補助する役目だが…。

① 1人の人間の知識の限界!
これは、米国米国でも問題になっているが、教師の質の問題とも言える。大学で教職課程をとったからといって、十分な知識を持つ事は不可能。
②教員の仕事量の多さ!
本業の教育のほか、様々な細々とした行事が多すぎるのだ。仮に、補助してくれる人がいれば、どんなに助かるか。
③ 1人の目で、クラス全員を見るのは無理!
社会においても、管理職が社員全員に目を配るのは不可能だ。同じことが学校でも言える。イジメ問題も、教員の目が届かないところから生まれている。
④量が質をカバーする!
どんなに質を上げようと策を練ったとしても、うまくはいかない。様々な人を集めれば、結果として知恵が集まり、おのずと質が上がってくる。
⑤教員の不祥事も解決!
ある意味、密室の中で行われている教育現場。複数の目があれば、起こらないないはずだ。

今日本は、高齢化社会となって、さらに今後進んでいくと見られている。30年から40年前の社会では、60歳はもっと年寄りの扱いだった。現在、60歳はまだまだ若い。70歳代でも元気に働いてる人は多く、人は働いている方が若く保てる。この高齢者こそが代用補助教員には最適と言えるだろう。

科学の世界でも解き明かされたのは、動物に比べ、人間の寿命が長いのは、子供の養育に高齢者が必要だからだという。動物では、繁殖が終われば、ほとんどが死滅する。また、高齢者は、人が生きていく上での知恵を他の世代よりも数多くもっている。だから、昔はその村その街の長老に、人々は知恵をたよった。

NPO (特定非営利法人法)が1998年に制定され、およそ4分の1世紀。2023年11月、現在で法人数が50,000。職員の年収は正規で173から300万円。非正規職員の時給は、760円から1060円とされる。NPOの事業活動では、社会的教育というのがあるが、教育のサポートはまだない。事例としては、認定NPO法人カタリバ。家庭環境が悪い子供たちに、居場所、食事学習を地域との連携で行っているようだ。

NPO法人の活動の新たな分野としての代用補助教員!
全国各地域のNPO法人が中心となって、この代用補助教員制度を社会に根付かせる足がかりにすべきだと考えるが、いかがなものだろう。大学や研究機関の研究者が、代用教員の教材を作成。それをNPO法人が、高齢者が学ぶ場所を提供。受講人たちを試験と面接で選別し、一定以上の資質がある人たちに、資格を与え、学校で働いてもらうのだ。

この代用補助教員のメリットは計りしれない。高齢者の新たな働き場所を与える。そのことで、高齢者にいくらかの収入と生きがいを与えられるということ。さらに、教員の質の向上にもつながる。

不登校児童も、増え続けている。これらの課題に対し、国や行政は、さほど大きな金をかけず、大幅な改革ができる仕組みであると言えよう。

江戸時代の日本、各村や各町には寺子屋があった。そこで教えていた先生は、隠居した老人が多かったと言う。そして、ほとんどが金を受け取らずに教えていた。そこには、今の社会のようなギスギスとしたつながりはなかった。年寄りが、その村やその街を支えていたともいえる。
江戸期、諸外国から来ていた旅行者たちは、日本人の子供から老人まで、皆がいつも笑顔だったと、驚きの記述を残している。そこには、間違いなく明るい社会があった。もう一度、子供たちと高齢者に笑顔を取り戻そうではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?