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学校事務の現場より その1(電話編)

お久しぶりです。
単純にさぼっていました。

現在、意識の低い私は、特に行きたい所属もなく、志も全く無いので、希望したわけではないのですが、某県立学校へ異動し、事務をしています。

私の所属する田舎県は一般行政職・学校事務職というような区分はないのですが、暗黙の了解で、一般行政で勤務するもの、学校事務で勤務するものと分けられた時期が長かった経緯があります。

そのため、学校事務で勤務する人たちは、ずっと、ずーと学校勤務なので、その道のエキスパートです。

また、私のような一般行政職から学校勤務への異動はあまりなく、異動の辞令がでると、なんか周りから憐れみの目で見られます。(実際に勤務している方に非常に失礼なことと思います。。。)

県によっては、明確に採用区分が分かれているところもあるようですが・・・

今後は、県立学校へ異動して、非常に戸惑ったことをつらつら書こうと思います。

1.とにかく電話が多い。

正直今もつらいのですが、電話が多いです。
事務で関わりがある業者さんとかなら、事務室内でスムーズに取次ができるので、ストレスはありませんが、かなり困るのは教師あて。

保護者はもちろんとして、他校の教師、外部事業者、教育委員会、行政機関、地域の住民の方々、あと、ただの営業の電話(これが一番うざい)など・・・

日中に電話が来ると、教師は授業中なので、電話に出られるわけがありません。それなので、席を外している旨を行って、折り返し連絡するよう伝言メモを逐一残します。

放課後も職員会議とかでなかなか電話を取次できず、再度電話が来ると、相手先に申し訳なく、お断りを入れないといけません。

校長あてなどの管理職あての電話も非常に多いです。管理職は比較的在席していることが多いですが、会議や校内対応で不在のときがままあり、これについても、一旦お断りの対応が多いです。

中にはクレームのような厄介な電話も多いです。事務は当事者ではないのに、電話を取った以上、一旦用件を真摯に聞かないとなりません。

1日の中で、電話対応にかなりの時間を割かれ、本来の分掌に専念できないのがとってもつらいです。さんざん保留にされて、教師が捕まらなくて、相手に心苦しく、お待たせして・・・とお詫びすることがとても多いです。

また、事務室にある電話が学校の代表電話なので、外部からの電話の殆どがかかってきます。ゆえに大量の電話を裁かないとなりません。

あ、昼休みも当然問答無用に電話かかってきて対応しないとならないからね。昼休みなんて名前だけあって、実際ないようなもんだから。

2.電子化されていない学校の世界

ギガスクール!とかでタブレット端末の導入が進んでいる学校現場ですが、実際の現場は電子化なんて一切進んでいません。

一応一人一台パソコンとかあり、各個人にメールアドレスが付与されていますが、学校の教師はメールなんて一切見ません。(見る暇がないかも。)
パソコンはあくまで紙資料を作るためのただのツールですね。

ゆえに連絡手段は電話が主体になるわけです。FAXもバリバリ現役です。
メールを送ってもみませんから、そりゃ電話になるでしょうね。

私の所属する某田舎県では、私が学校へ異動したあとから、コロナ禍もあって、テレワークやサテライト勤務、チャットツールやモバイルパソコン、Web会議が導入されるなど、一気にデジタル化が加速していると聞いています。

学校現場は、そんなこと一切皆無ですね。
ずっと従前と同じです。何も変わっていないようです。
変化に全く対応しない現場なのです。

3.一番つらい電話といえば・・・

電話の話から離れてしまいましたが、一番つらくてうざいのが不動産営業電話ですね。

学校の教師の人事異動はたいてい3月下旬の地元新聞紙に一人残らず名前が載ります。こんな個人情報が大変な時代に、たった1日の新聞購読料だけ払えば、教師の名簿を入手できるのですから、不動産営業の業者も的確に電話してきます。

ただ、教師も不在にしがちで、電話の取次ができない。取次ができても、「そんな電話、事務で断っておいて」と言われる始末。

本当にいいようにこき使われて、THE・教師の雑用係たるのが学校事務職だと思います。

これからたまにポツポツと書き連ねようと思います。

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