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season3 4話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

3.『サラリーマンのグルメ』



「自分がチャンプルジム配属、ジムリーダー・アオキです。ジムテストお疲れ様でした」
「あ、ありがとうございます……」

 アオキとお辞儀しあうヨーコ。

「えーと……、この店は焼きおにぎり以外もうまいです。雑談ばかりしてると上司に怒られますので、勝負を始めましょう」
「お願いします」

 バトルコートへ上がる。

「お世話になります、アオキです。何とぞよろしくお願いします」
「北條陽子です。よろしゅうお願いします」

 勝負開始。
 1体目、ネッコアラVSゴンさん。

「食後の腹ごなしもかねて、ほどほどに行きますよ」
(ただ者じゃない……)

 少し汗をかくヨーコ。
 あくびをくらう。いやなおと攻撃。たたきつけるを耐えてのしかかり。でも倒れない。眠り込んでしまい起きずにたたきつけるで大ピンチ。
 まんじゅうに交代。たたきつけるが急所にあたり再度くらうも耐えてすかさずどくづき。とどめ。
 次、ノココッチ。ポンさん。ローキックで素早さをさげて効果抜群。
 だがへびにらみで麻痺になる。体がしびれて動けないところをハイパードリル。耐えてツタこんぼうくらわすも倒れずハイパードリルでやられる。
 ヒナじろうに交代。ハイパードリルくらいながらもサイケこうせんを放って勝つ。
 最後。ムクホーク対わっぷるさん。いかくで攻撃さげられる。

「上司につめられるよりかは、まだまだ余裕がありますね」
(大人って大変じゃ……)

 相性も考え、さっそくテラスタル。
「テラスタルとは……、なかなかやりますね、負けそうですよ」

 呟くアオキに、おばちゃん叫ぶ!

「コラー! アオキさん! シャキッとしなさいよ!」
「わ」

 ヨーコ思わずびっくり。

「腹ペコのお客が待ってるよ! いいとこ見せてちょうだい!」

 と同時に人々が食堂につめかけて応援!

「アオキさんも学生さんもどっちも頑張れー!」
「……とのことです、ちょっとはサービスしますかね」

 アオキもムクホークをテラスタル!
 先攻でアクアステップ! 素早さ上がるも切り返されつばめがえし! 急所に当たる。そしてついでに、

「社会人お得意の技! 出してもよろしいでしょうか?」

 からげんき! どてっ腹につっこまれ思わず膝をつくわっぷるさん。

「適切な使い方ではありませんが」
「わっぷるさん! めげすにアクアステップ!!」
 つばめがえしに立ち向かい、斬り結んだ末、

「わっぷるさん、今!!」

 急所に当て返して勝利!

「──一敗、食わされました」
「ありがとうわっぷるさん、かっこええね!」
「バルブー」

 照れるわっぷるさん。ボールに戻す。

「並々ならぬ強さですね。思わず無表情になりました。自分の負けなのでバッジを渡すのですが……」

 アオキの腹の虫がなる。

「……戦ったら腹減りました。よければ一緒にどうですか?」
「え、あ」

 ヨーコのお腹の虫もなる。

「……お言葉に甘えて」

 お写真を撮るついでに、おにぎりセットを美味しくいただく(アオキの食べる量に驚く。周作の話する)。

「あなたのような元気な子には必要なさそうですが、こちらもどうぞ」

 からげんきのわざマシンもらう。

「ありがとうございます」
「……ここの料理は、味があって上手いんです。食事のお代はいりませんよ。これでも大人ですので……。それでは失礼」
「はい、ありがとうございました」
(──あなたにもよく似ている……、北條さん)

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