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season8 7話・8話・9話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

7.『波のポケモン、冬の記憶』


 街からヒウンアイスの屋台がやってきた。食べながら晴美について話すヨーコとわっぷるさんと久夫の物語(勝負するかな?)。


8.『蒲公英の秘密、竜胆の秘密』


 7話時点での北條家のお話。



9.『ドンナモンジャTVinブルベリ』


 タロと勝負するヨーコ。勝利!

「今日もいーっぱいかわいいを浴びれて大満足です!」
「いえいえ、ドリュウズさんもあいかわらずお強いです」

 話しつつリーグ部の部室に行くふたり。すると久夫を初めとした部員達と話しているシアノがいた。

「ありゃシアノ先生」
「珍しい」
「あれー、タロちゃんにヨーコさん」

 シアノ、目を丸くし、

「そうだ、ヨーコさんちょうどいいところに!」

 にっこりとして、

「聞いたよー、ブルベリーグのチャンピオンになったんだって!? いやーすごいね!」
「あ、ありがとうございます」

 恐縮なヨーコ。タロ及び他の部員や久夫、ユリカも拍手と共に後押し。

「ヨーコさん、変わらずお強いんですよ!」
「だいぶのびのび部活も勉強も出来るようになったもんな!」
「他の部が来ても睨まれんようなったしの」
「ヨーコちゃん、わたしピカチュウとランク上げられたよ!」
「ふっふっふ、ヨーコさんに来てもらって本当によかったよ!」

 シアノも満足げ。

「君が来てからしばらく経つけど、ブルーベリー学園は楽しんでもらえてるかな?」
「はい、みなさんのおかげで楽しんでます!」
「いいねいいね、ちょうどいいねー」

 楽しげに笑うシアノ。みんなもニコニコ。

「そんなヨーコさんに折り入って相談があるんだけど……」
「相談?」
「ヨーコさんがブルーベリー学園に来てくれたおかげで、ご覧の通り学園全体がとっても活気づいたんだよね」

 うんうん、とうなずくみんな。

「そこで、これからはもっと積極的にパルデア地方からいろんな人を特別講師として呼びたいなーって思って!」
「特別講師!?」

 びっくりなヨーコ。盛り上がるみんな。

「え、すっげ!」
「おもしろそう!」
「君ってパルデアチャンピオンでもあるから、顔広そうだし、お友達も多いでしょ? 学校の先生やジムリーダー! 強~いお友達なんかいたら、学園に招待してほしいなー」
「それならまかせてつかあさい! パルデアにもそがな人たちいっぱいおりんさるけえ」
「さっすがパルデア&ブルベリのチャンピオン! たのもしいね!」

 みんな拍手。

「部室のパソコンから招待する人に連絡とってみてよ。交通費とかでBPが必要になっちゃうから、あげとくね」

 ロトムスマホの通信で200BPもらう。

「特別講師として招待した人はこの部室に来てもらうから、ついでに交友とか深めちゃいなよ。それじゃまかせたねー」
「はーい」

 みんなでシアノを見送る。
 さっそくパソコンを見てみると、ジムリーダーがずらり。あとは空欄。

「ほー、これがパルデアのジムリーダーさんがたか……」

 久夫覗き込む。みんなも同じようにしながら、

「あ、ナンジャモいるよナンジャモ」
「グルーシャさんもいるー」
「この人、確か芸術家だよね!」
「どの人も面白そう!」
「ヨーコ、まずは誰を呼ぶんじゃ?」

 久夫に聞かれ、

「ほうねえ、やっぱり……」

 ヨーコ、ある人の枠をポチリ。
 翌日、模様替えした部室(フューチャー)に姿を現したのは……。

「あなたの目玉をエレキネット!」

 部室、歓声が上がる!

「何者なんじゃ? ナンジャモです! おはこんハロチャオー!」
「おはこんハロチャオー!」
「ナンジャモー!」
「ナンジャモさーん!」
「ナンジャモちゃーん!」

 黄色い悲鳴!

「お久しぶりです。ナンジャモさん!」
「ピカピカ!」
「ヨーコ氏~! コラボ案件ありがとー! ぴっかり氏も久しぶり~!」

 おおはしゃぎのヨーコとぴっかりさん&ナンジャモ!

「連絡受けた時から、『ジムリーダー・ナンジャモが! 噂の学園に潜入してみた!』……って動画の構想を絶賛ネリネリ中なんだよね!
 ヨーコ氏~、学園でなんか動画のネタないの~?」
「そりゃもちろん、テラリウムドームですね! 海ん中に作られたドームに、4つの自然エリアがあるんです」
「人工ドームに4つのエリア~!? えー何ソレ! すごすぎっ!」

 驚愕ナンジャモ。

「あとは、ブルベリーグっていう勝負の強さを競う学内ランク制度がありまして」
「学園内でやってる模擬リーグ!? ちょっとカタいけどいいジャン!」
「そして、校長先生がちょっと、いや、かなりアレで……」
「こ……、校長先生? つまんな……、あぶなそうだけど大丈夫、ソレ? ゲスト企画はキャラ薄かったら本当、放送事故なんだけど……」

 ナンジャモ考え込みつつも、明るく、

「ヨーコ氏、ネタ提供ありがとー! んじゃもー、さっそく! 動画制作準備してみるぞよ!」
「あの、その前に特別講義お願いします……」
「わかってるって! でんきポケモンの戦い方と、ついでにネットリテラシーと動画作成のコツについてビビビッと教えちゃうよ!」

 教室での講義後(ヨーコは当然受ける)、ブルベリーグの試合とシアノへの紹介の後、テラリウムドームを案内するヨーコ。

「おはこんハロチャオ~、っていろんな挨拶混ぜてるの知ってた? 何時でも何処でも通じる挨拶! ボクが考えたんだぞー!」

 電気石の洞窟でエレキッドつかまえる(コイルがバチバチ暴走)。休憩所のバトルコートにてミニ講義の勝負でエレブーに進化。

「ヨーコ氏、これからヒマなら、キミとのバトり撮っていい!?」
「もちろんですとも!」

 はりきるエレブーとぴっかりさん。

「おーっし! んじゃもー、バトり場へおもむくぞよ~!」

 周囲からも小さく歓声!
 ということで、生徒たちがひしめき合うエントランスで勝負! ナンジャモもスマホを起動!

「視聴者数シビルドン登り! フヒヒ……、たまりませんなあ!」

 最後のモンボを出しながらスマホチェック。悔しげながら嬉しげ。

「出でよピカッと豆電球! 浮いてるでんきは無っ敵っだぞ!」
「ビリッとバリッとじゃんけんポン! シビれてうれしいこっち向いてホイ!」

 ナンジャモ頭ふらふら。

「チャンネル登録、よっろ……しっく……ね!」
「負けたけど視聴者数爆上がり! ちょい複雑だけどうれしすぎ~!!」

 ナンジャモ、ハッとし、

「あれ? 皆の者はチャンピオンに負けるボクの姿を見たいってこと……?」

 思い直すナンジャモ。

「……ま! バズれば正義(ジャスティス)!
またコラボしようねー!」

 ヨーコ苦笑。ぴっかりさんジト目。

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