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season10 35話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

35.『ともだちづくりのおべんきょう』


ネリネと久夫と話していて、ポピーのことが気にかかるヨーコ。それで呼ぶ。

 *

 エントランスでポピーと周作を出迎えるヨーコとぴっかりさん。

「あら、おねーちゃん、ぴっかりさん」
「ポピーさん、来てくれてありがとう」
「ピカピカ」
「いえいえー。ところで、おねーちゃんたちからごらんになって、ポピーはいくつにみえますか?」
「うーん」
 考え込むヨーコ&ぴっかりさん。
(しっかりしとりんさるし、ポケモン勝負強いし……)
「9さい、とか?」
「あらまー! すごいですの! あたったひとはじめてです!」
「ほうなん? うれしい!」
「ピカピ」

 相変わらずやるじゃない。なぴっかりさん。

「ポピーは9さいで、ほんとうはアカデミーにもかよえるねんれいですの!」

 ポピーしょんぼりして、

「でも、ポケモンがつよすぎて、みんなのごめーわくになるから……、にゅうがくはごえんりょしてました。そしたら、オモダカちゃんがしてんのうにおさそいしてくれて……」
「ポピーさん……」

 ポピー、明るく顔を上げる。

「でも、ぶるうべりぃのみなさまをみてて、ポピーはきづきました! ポピーはポケモンつよいだけの、ふつうのしょうじょですので!」

 ポピー張り切る!

「らいねんからは、してんのうしながらアカデミーかよいたいですー!」
「──うん! 一緒に行こう、アカデミー!」

 ヨーコ嬉しい。

「もちろんおへんじは、はい、ですのー!」

 ポピーうなずいてくれる。

「アカデミーかよえるの、いまかいまかとたのしみです! いまからおともだちつくるれんしゅうしなければです!」
「それなら……」

 ヨーコ、最後の講義のこともありセイジ先生呼ぶ。

「親愛なるヨーコー、ぴっかりさーん、ご気分はよかろうもんなー!」
「はーい!」
「ピカピカー!」
「ここの学園、みんな勉強、やる気シャカリキだねー! 世界で活躍するトレーナーを目指して言葉も学びたいんだって! 目標があるのとないのじゃモチベーション、段違いだわなー!」
「確かにほうですよね、わかります」

 ヨーコの答えにセイジ先生、うんうんとうなずき、

「そういうヨーコは、将来の目標あったりしまくり?」
「相棒たちと一緒に強う優しうしぶとうなって、もういない人の代わりに一緒に世界を見る、という点では、しまくりです!」
「ピカチュ!」

 ヨーコとぴっかりさん、むふー。

「ぴっかりさん共々しまくり、ベリーナイスね! どんな夢でも応援するよー!」

 セイジ先生にっこり。

「そういうワシは、世界を旅してたら10か国語くらい話せるようなって、なんとな~く先生になってたよー! 人生いろいろ! セイジもいろいろだねー!」
「何するにしても、キホン、人との交流は一生ついてまわるから、そのへんフレキシブルにやっていくでな!」

 それからおともだちづくりについてセイジ先生から色々アドバイスもらうポピー。スグリも一緒。久夫とネリネも色々と話してくれる。
 その後明るく見送る。

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