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season10 13話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

13.『パルデアリーグの親バカたち』


 後日パルデアリーグ。冒頭で似顔絵を渡すポピー。
 オモダカに報告しているアオキと周作。

「ところでアオキ? 貴方、出張楽しそうですね」
「え? まあ……、仕事? ……ですし」
「なるほど……。仕事ならどこへでもおもむくと?」
「え? いや、そういうことでは……」
「とある地方のとある大会に、リーグからトレーナーを派遣することが決まりまして……。アオキを推薦しておきました」

 オモダカキラキラにっこり。

「あ、あなたという人は……」

 アオキため息。周作(汗)。



 それから別の部屋でハッサクと話すオモダカ。

「そういえばハッサクさん、リーグの運営において、おこまりごとはございますか?」
「こまっていること……、ですか」

 ハッサク、少し考え、

「四天王部屋に入室するタイミングを知らせるチャイム……、はやく直していただきたいですね」
「故障からかれこれ数ヶ月……、ご不便をおかけします」

 頭を下げるオモダカ。

「業者には連絡しているのですが、先方のスケジュールが埋まっており……」
「……忙しいのは、どこも変わりませんね」

 お互いため息。

「とはいえ、四天王同士声をかけあい対応しているので優先度は高くないのですが、ただ……」
「ハッサクさん、存じています」

 オモダカ、低い声で、

「──問題はアオキ……、ですね?」
「ええ……」

(アオキ、宝食堂でくしゃみのカット)



 休憩時間中、ハッサク、ポピーに会う。

「ハッサクおじちゃーん!」
「おや、ポピーくん、講師の仕事も励んでいるようですね?」
「はいですのー! ポピーはまだちいさいですが、ヨーコおねーちゃんのようにひきつづきせーしんせーいがんばりますのでー!」
「それはとてもえらいです! こんなにも小さい子が……」

 ハッサクうるうる。

「大人にまじって……、がんばる姿……、ひたむきに……ッ!!」

 ついに大泣き。

「うぼぉおおい、おいおいおい!! うぼぉーおおい、おいおいおい……!!」
「あらまー! ほっさですのー!?」

 驚きつつも慰めてあげるポピー。

「ハッサクおじちゃん、なかないでー。いいこいいこですからねー!」

 一方、周すずと鉢合わせるオモダカ。すずは周作に弁当を届けに来たとのこと。
 流れでカフェテリアへ。すずはサンドウィッチ買って一緒の席につく。

「ポピーから聞いたのですが」

 ヨーコの額縁の話を伝えるオモダカ。

「名前からお父さんお母さん呼びにしてもろうた時の次くらいにふたりで大泣きしましたわ」
「ええ」

 そしてお互い次から次へと飛び出す親バカエピソード。周作はいつの間にやらおいてけぼり。ポピー以外の四天王、及び同じ部署の仲間たちから同情されるのだった。
(「うちらも救われました」)

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