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season10 41話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

41.『明日に向かって撃て!』


(元ネタ:そのまま)

 スグリがヨーコに挑むチャンピオン戦が迫る。最初に来たのはクラベルとペパーとボタン。ペパーとボタンは授業もあって(クラベルはシアノと語り合う。
「あとシアノ先生、やはり生徒の前でベルちゃんはさすがに……」
「いやー、ヨーコさんの宝探しはきっとうちの学園でも大成功だね!」
「……いい話をしているところ、恐縮ですが、シアノ先生? 生徒の前でベルちゃんはそろそろ……。……あのー、聞いておられますか?」)。

「おっ、ヨーコ! 続報があるぜ!」
「うん?」
「この前の……、ペパーお兄さんブルベリ生徒に囲まれ事件! その真相は……、人違いだったらしい!!」
「人違い!?」

 びっくりなヨーコ。

「どういうこと? 誰となん……!?」
「いや、オレもよくわかってねえんだけど……」

 ペパー、首をかしげつつも、

「なんかドーム内で定期的に激辛サンド配ってるヤツがいて、ソイツと間違われたんだと!」

 ペパーため息をつき、

「みんな期待のまなざしで見てくるからおかしいと思ったんだよな。それにしても……」

 ペパー、ツッコむ。

「定期的に激辛サンド配ってるヤツってなんだよ! 激辛大明神って呼ばれてるらしいし!」
「激辛大明神? もしかしてあの人かね?」
「知り合いなのかよ! この学園も変わったヤツいんだな!」
「ペパーさんも会ったことある人よ?」
「え、マジ? 誰ちゃん?」

 ここでアカマツ来る。なんやかんやで今度こそ意気投合。
 と、ボタンが来て、

「あっ、聞いてヨーコ!」
「聞くよボタンさん! 落ち着いて」
「ありがと! なんか興奮していてもたってもいられんくて!」

 ボタン楽しそう。

「この学園の下にある海底資源開発プラント! 入れてもらった! すごすぎた!」
「本当!? すごい! よかったね! 科学部でも入れんて久夫さん言うとったんに」
「うん! なんかね、エントランスで、学園のこと調べてたら……」

 ボタン一息ついて、

「白い服のダンディズムが現れて、笑いながらつれてってくれたんよ」

 ボタン、考え込む。

「あの人、マジで何者だったんだろ……。おじさんの皮かぶった妖精さんかもしれん……!」

 ヨーコ、チーンとして、

「──ボタンさん、夢壊して悪いけど……。その人、ブルベリの校長先生しとりんさる、シアノ先生じゃ」
「えっ、あのダンディズム校長なん!?」

 ボタン驚愕。

「うちのもそうだけど……、校長って、変なのしかなれんの?」
「いや、違うと思う……。まあ、クラベル先生とシアノ先生はお友達で大学院の先輩後輩って言うとったけど」(汗)
「そうなん!?」

 ボタン、ガビーンΣ(゚Д゚)。

「衝撃の事実判明……。けど」

 ボタン、明るく笑い、

「ブルーベリー学園ってすごいね。迷ってたけど、来てよかった!」

 オモダカもやって来た。

「まあ、ボタンさん、いらしていたのですね」
「り、理事長ー!?」

 ボタン、思わずヨーコの陰に隠れる。

「もしや、BPシステムを調査するため、こちらの学園へ?」
「や、いやー……、ヨーコに誘われて、ただ……、遊びに……」
「ほう? それはそれは……」

 オモダカ、イケ指ポーズ。
 ボタン、思わず黙る。オモダカも黙っている。
ややあって、

「……素晴らしいです。ご友人を大切になさっていますね」
「ホーッ! 怒られんかった!」

 ボタン、盛大に安堵のため息。

「いや間が怖すぎんすよ! 理事長! 間! 間がー!」

 クラベルも入ってきてわいわいおしゃべり。
 それからヨーコはペパー&ボタン&スグリ、そしてリモートでネモと話す。
 スグリ、改めて決意表明。

「絶対勝つ! きちんとみんなに見てもらって、きちんと戦って、きちんと勝った上で、ヨーコにチャンピオンさ譲ってもらう!」

 にっこり笑って、

「俺、けっぱるね!」

 笑うヨーコ。ボタン達も同様。

 そして久夫とも話して部屋へ。



 翌日。この前とは違い、誰もがわくわくとしていて熱気溢れる雰囲気。出張版学食はポップコーンやナッツを売っている。
 それをぼりぼり食べてるボタン。

「あ、いたいた!」

 ここでネモも来た。

「お、来たなバトル好きちゃん」
「そういえば聞いたよペパー! ジムめぐってるんだって!?」
「ゲッ!? 面倒なヤツに知られちまった!」

 Σ( ̄□ ̄;)ガーンなペパー。あーあ、なボタン。
 ペパー観念して、

「……ああ、そうだよ! 勉強の合間にちびちびとな」
「いいねいいね! ペパーもチャンピオン目指そうよ!」
「いや、そこまではがんばれねえよ!」

 ペパー、首を横に振り、準備しているヨーコ(ブルベリ夏服のすがた)を見て、

「なんつーか? アイツの隣に、胸張って立ちてえだけっつーか……」
「へー!? そっかそっか!」

 ネモ嬉しそう。

「それじゃあ、あとでヨーコのライバル枠をかけて戦ろう!」
「だーっ! こうなるから知られたくなかったんだよなー!」

 頭を抱えるペパー。

「そういえばさ、ボタンもここで勉強してたんだよね? アカデミーとブルーベリー学園、どっちが好き!?」
「えー、学校なんて、基本どっちも好きじゃないけど……」

 ボタン、少し考え、

「こっちは最新科学が動いててロマンあるけど、バトルバトルしてて暑苦しいから……、アカデミーで!」
「えー、いいじゃん! バトルバトル!」
「じゃあ、ネモはブルーベリーのが好きなん?」
「うーん……、迷うー……」

 ネモ考え込むが、

「……けど! やっぱりアカデミーが好きかな!」
「おっ? その心は?」
「アカデミーにもバトル学あるし! 先生たちも優しいし!」

 ネモ嬉しそうに、

「ボタンやペパー、ヨーコと会えたのも、アカデミーに入ったからだしねー!」
「ん……、そか、そだね」

 そしてスグリが入ってくる。歓声が上がる(多分、ここでヨーコが何か話す)。
 四天王とゼイユ、久夫、そしてクラベルやオモダカ、シアノとブライア(オモダカが圧かけてつれてきた)が見守る中、試合開始!

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