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season10 11話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

11.『久夫とポピーと思い出の人と』


 チリが帰る前にポピーが呼ばれたがっていたと聞いてお呼びするヨーコ。

「およばれしてまいりましたー。パルデアポケモンリーグ! してんのうのポピーですのー!」
「ポピーさん、いらっしゃーい!」
「おねーちゃん! ポピーきましたの!」
「よう来れたね! 迷わんかった?」
「えっへん!」

 ポピー、胸を張って、

「リーグのとあるひとが、いっしょにひこうきのってくれましたので!」

 と同時に、

「ヨーコ」

 周作が登場!

「お父さん!」
「トップからついてやってくれ言われての」
「ポピー、はじめてのかいがいであそびたいきもちいっぱいですけど……、ぶるぅべりぃのみなさまに、ポケモンちゃんのことおおしえします!」
「ポピーさん、えらい! がんばって!」
「えっへん! がんばりますのー!」

 アオキとポピーに周作の案内を薦められ、仲良くわいわい話しながらテラリウムドームへ行く父娘。入れ違いにタロが入ってくる。

「お師匠、質問が……、って」

 タロ、ポピーを見てびっくり。

「あれっ、子供!? どうして部室に……!?」
「タロさん、こちらは……」
「はじめまして、ポピーですの!」
「あっ、はい! これはご丁寧に……」

 タロ、思わずペコリ。

「ポピーはしてんのう! おしごとできましたのよー」
「してんのう?」
「自分と同じ、パルデア四天王です」
「えー!? す、すごい!! というか……!」

 タロ、お顔がゆるゆる。

「何この子……、かわいい……、かわいい!!」

 はわわなタロ。が、すぐに、

「ハッ、いけない。お師匠と同じでヨーコさんのお客さんだもんね。ポピーちゃん、ジュース飲む? お菓子は好き?」
「だいすきですー! およばれしましょうかねー!」
「お師匠もぜひ!」
「ご相伴に預かります」

 それからかくかくしかじかお喋り。ヨーコと周作の話になった時に、ポピー何を思ったか、

「アオキのおじちゃーん!」
「ポピーさん、どうされましたか」
「アオキのおじちゃんは、ポピーのこと、すきですー?」
「えっ、これはどちらと答えても問題がありそうですね……」

 タロ、ハラハラ。

「おじちゃん?」

 アオキ、少し考え、

「ポピーさん……、ネッコアラは一生を眠ったまま過ごすんですよ」
「もーう! おはなしをかえないでくださいませ! ゆーじゅーふだんなだんせいはモテませんのよー!!」

 ポピーぷんすこ。

「怒られてしまいました」

 アオキしょんもり。タロ苦笑い。
 と、ここで久夫がやってくる(ヨーコと周作を探しに来た)。
 ポピーと晴美を重ねる久夫。北條父娘もやってきて、テラリウムドームでのタテトプスゲットをきっかけに仲良くなる。

「ぶるぅべりぃにも、はがねタイプのしてんのうがいるのですのねー! ポピーとおそろいでうれしいですー!」
「ほうなんよ! 今おりんさらんで残念!」
(ネリネ、くしゃみのカット)
「しょくどうのがくえんてーしょく! とってもおいしいですのよ! たべきれないぶんは、かえりのひこうきでたべますのでー!」

 なおトリデプスに無事進化。

「みたことないポケモンがドームにたくさんいましたのー! せかいはひろいですのねー」
「ねー」

 その後、ヨーコ、ポピーと勝負。

「あらー! ポピーとポケモンしょーぶしたいんです?」
「ですです!」
「わーいやったー! ぜんりょくでおあいてしますー!」

 バトルコート。久夫、晴美を思い出して涙ぐむ。そっと肩を抱いてやる周作。

「まだまけてないですもん! かたたたきしますのでー!」
「デカヌちゃん、おめかししてカッチカチですー!」
「おカタいのいきますの。どうぞおくらいあそばせー!」

ポンさんとせめぎ合い勝利!

「はっちゃれ、もへもへぇ」



「あーんあーん! ポピーかたたたきなりませんでしたー。でもなみだはながしません! ポピーしてんのうですので!」
「ポピーさんえらい……」

 ヨーコ、じーん。

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