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season6 9話・10話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

9.『かがくのちからで大騒ぎ』


 ギャグ回。
 キャニオンエリアでの天候学の授業後(すなあらし時のいわタイプ・はがねタイプの堅さを学ぶ)、部室に寄り道具マシンガチャを回してアップデートした後シナベと久夫の誘いで科学部の部室にお邪魔する。
 好奇心旺盛なちっちらさんといたずら好きなポンさんのドタバタ騒ぎ。
 ひかりのいしをここでゲット。久夫とも勝負する。



10.『そらとぶミライドン』


 キャニオンエリアにて勝負しウォーミングアップするヨーコ達。ネリネファンがちらほらいて、ちょっと首をかしげるヨーコ。

(ほ、ほうかね? ゼイユさんは面白い言うとったけど)

 あと、リーグ部のツバサがため息。

「久しぶりに楽しい勝負が出来たよー」

 ツバサ、肩を落とし、

「授業も部活も! 楽しくやりたいのに……さ、俺の友達は、ランクばかり気にして学校楽しくなさそうなんだ」
(※イルンガのことなのかスグリのことなのか)

 考えつつもキャニオンスクエアへ行くヨーコ。

「すみません、チャレンジお願いします」
「はい、ようこそ! キャニオンスクエア、四天王ネリネさまのチームへ! ブルベリーグの挑戦者、……北條陽子さんですね!」
「はい」
「四天王チャレンジ挑戦には50BP必要です! お支払いいただけますか?」
「はい」

 ヨーコ、いつも通りスマホで支払う。

「ありがとうございます! 受けとり確認しました!」

 受付さん高らかに、

「ネリネさまの……、おなーりー!」

 ネリネ、姿を表す。周囲からは小さく黄色い声が上がる。

「アナタは……、ヨーコ」

 ネリネ、ヨーコを見据える。

「ネリネは来ました」

 クールにピシッと告げるネリネ。

「北條陽子です。よろしゅうお願いします」

 ヨーコ、ぺこり。

「場所を移動します。……ご同行を」
「はい」

 思わずごくりとうなずく。



 キャニオンエリアの高台まで走ってやって来たふたり(走り方クラベル先生みたあじゃ、と思うヨーコ)。
 ぴしっと立ち止まり、振り向くネリネ。

「──アナタがリーグに挑むのは、特例中の特例……」

 ヨーコも居住いを正す。ネリネ、つい! と顔をそむけ、

「ネリネは反対しましたが、学園が承認したならそれが規則」

 ネリネ、ヨーコを値踏みするように、

「ネリネは四天王としてつつがなく進行するだけ」
「ありがとうございます」

 ヨーコ、思わずぺこり。ネリネ、振り返って岩場を見上げる。

「四天王チャレンジはこの場からおこないます」

 ネリネ、再びヨーコに振り向く。

「ネリネが考案したチャレンジは、……そらとぶタイムアタック」
「そらとぶタイムアタック?」
「ライドポケモンの飛行能力で、ドーム上空のコースを飛んでもらいます」

 ネリネ、懐中時計を手に、

「時間内にゴールまで到着できれば合格。コイルのリングをくぐれば制限時間が緩和されます」

 懐中時計をしまい、

「可能な限りリングをくぐって、ゴールを目指すことを推奨」

 ヨーコを見るネリネ。

「そらとぶタイムアタック、挑戦は可能?」
「はい、やります」

 うなずくヨーコ。

「了解しました」

 ネリネ眼鏡に手をやる。

「お手持ちのライドポケモンをお出しください」
「あ、はい」

 ヨーコ、ミライドンを出す。

「アギャッス」

 ミライドン登場。

「……がんばれば飛べそうなポケモンでよかった」

 ネリネ、ミライドンを見て判断。

「アギャッスさん、これをお食べ」
(アギャッスさん?)

 ネリネ、何かを取り出しミライドンの口許へ。ガツガツ食べるミライドン。そして飲み込むと、

「アギャアス!」

 体が一瞬光った! ミライドン、力がみなぎる!

「わ! 光った! スパイス入りサンド食べた時とおんなじじゃ!」
「ドーム内に自生していた不思議な葉っぱ……。調合し、飛行能力を増幅する丸薬にしました」
「は、はあ……」(ひでんスパイスかね……)

 (汗)なヨーコ。

「チャレンジ中に限り、上空を自在に飛行可能」

 かすかに微笑むネリネ。

「それではチャレンジへどうぞ。……ご武運を」

 ヨーコ、黙ってお辞儀。



 レアコイルたちのわっかを潜り抜けていくヨーコ&ミライドン。最初慣れなかったものの、着実にわっかを潜り抜けていく。
 そして見事ゴール! ネリネの元へ戻ってきた。

「見事なまでの時間厳守、小気味よい飛行でした」

 ゴールを見るネリネ。

「よって四天王チャレンジは合格。はい、おめでとうございます」

 無表情で拍手を送る。

「あ、ありがとうございます……」

 (汗)なヨーコ。

「ふたたび場所を移動します。……ご同行を」

 スクエアのバトルコートに戻ってきた。

「ヨーコはネリネと戦闘する権利を得ました。
 ──これより、戦闘を開始しますか?」
「うーんと……」

 ヨーコ、少し迷い、

「すみません、ちいとお時間いただけますか?」
「拒否……、ですか。なるほど?」

 プイッ、なネリネ。少し残念そう。

(あ、悲しそう……)

 申し訳なくも(汗)なヨーコ。

「すぐ戻ります」

 言ってから外へ。じっと見守るネリネ。
 ヨーコ、おいしいみずを一気飲みして少し考える。ネモとは全く違ったタイプの生徒会長さんだが、何か熱を持った感じのする人だと思うヨーコ。でもゼイユの言う通り、面白いかどうかは、まだわからない。
 出てきたぴっかりさん達とわざマシンを使ったり技と道具を見直しているとちっちらさんが出てきた。ひかりのいしを指差す。

「進化したいん?」
「チラミィ」

 うなずくちっちらさん。ひかりのいしを使い、チラチーノに進化! メンバーを選びいざ勝負!

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