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season5 25話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

25.『災いの勾玉~イーユイ』


 スター団メンバーの情報提供から。シー、ルクバー、カーフのアジトの近くで見たとのこと。
 今度は北エリアのあたり。最後は青のオーラの黒く禍々しい杭。
 パルデア最高峰から滑空したり、ブドウ畑の近くを通ったらブドウもらって食べたり(すっぱくておいしい)。
 ピケタウン(いちごのクレープ食べる)や100万ボルトの夜景見て、ハッコウシティのホテルで一泊したり(オモダカがとってくれていたらしい。寝る前に灯台見に行って杭抜くけど。ガストロノミー・ファミリアで「せったい」を受けたり。ここであくタイプがどうのこうのの話する。
「人の悪い部分ばっかりみとったら、ああもなると思うてね」)
 ミライドンを駆りながら実の両親と事件のことを話すヨーコ。
 最後の杭を抜く前にやってきた火難の祠。洞窟の中にあった。

『災イノマガタマ、ココニ封ズ』

 抜くとやっぱり謎の声が。

「ミ……、ヨ……」

 行ってみると、祠の中から声がする。触れるヨーコ。ものすごい音と共に崩れさる。中から金魚のようなポケモンが!

「ミヨミヨー」

 ポンさん礎の面バージョン。せいちょうを使うが、いばるを受けてしまう。カタストロフィくらうが、みねうちで一気に体力をけずる。
 混乱が解けカタストロフィをかわし続けるポンさん。合間を縫ってボールを投げるヨーコ! だが失敗。
 とびはねるをくらいまひ状態になるも気合いで治すポンさん。しかし調子づいてとびはねるを繰り出すイーユイ。耐えるポンさん。そしてそこを狙って今度こそボールを投げるヨーコ! 見事ゲット。

『災イノマガタマ、封印ハ解カレタ』

 例によってリーグに連れていくふたり。
 レホール先生が解説してくれる。

「勾玉はその神聖さから、祭祀の際身に付けられていた。主にペンダントのように1つを首から下げていたようだが、イーユイには4つもついている。
 耳や手首など対となる部位を飾る装飾品だった? もしくは祭祀は4人で行う……?
 魔除けとして使われていた勾玉が災いと呼ばれるに至ったその経緯とは……。まさに謎が謎を呼ぶ! ああ知識欲が満たされていく……! 実物を見れて本当によかった」

 と、レホール先生はたと気づいて、

「……なんと今ので災いの宝全ての調査報告を終えたか。まさか貴様がここまでやってくれるとは思わなかったよ。礼を言うぞヨーコ。本来なら災いの宝はワタシがこの手で調べ、手中におさめたかったが……」

 オモダカ、軽くにらむ。わかっているよ、という顔のレホール先生。

「地獄を見てもなお、純粋さを失わなかった貴様だからこそ成しえたのだろうな。喉から手が出るほどの宝は、ひとまず貴様とポケモンリーグに預けておくよ。これはワタシなりの感謝の印だ。持っていくがいい」

 わるだくみのわざマシンをくれる。

「クックック……。ヨーコ、貴様は面白いな。観察リストに入れさせてもらおう」

 ネモも交えて災厄ポケモンと混戦。また一緒にどこかに行くことをポピーと約束するヨーコ。
 やはり同行させて良かった、と思うオモダカ。ヨーコ達が部屋を出た後でそれについてチリと話す。

「お目付け役、という名の遠足ですか?」
「ええ」



 数日後、「せったい」のお礼をオモダカとポピーに渡すヨーコ。色鉛筆セット。

「うちらもう友達じゃろ?」

 今度はふたりで災厄ポケモンと勝負しに行く。それを優しく見守るオモダカだった。

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