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season5 4話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

4.『再戦、エレキトリカル★ストリーマー』


 東一番エリア物見塔のあたりでピクニックするヨーコ達。おやつにカエデのケーキを食べ、ハッコウジムへついた時には夕方。

「こんにちはー」
「トップの目玉をエレキネット! 何者なんじゃ? ナンジャモです!
 おはこんハロチャオー……、って、オモダカ氏じゃないじゃん!?」
「はい、北條陽子です。この度チャンピオンになりまして、トップの名代で来ました」
「え! ヨーコ氏が新チャンピオンでトップの代わり!? ちょっと前ジムテストしてたのに実力シビルドン登りだねー!? すごっ!!」
「どうもです」

 ナンジャモ、こっそり振り向き、

「え~? ってことは、今ヨーコ氏とコラボすれば、ボクの人気ももっとウハウハに……?
フヒ……、ニッシッシ!」
「あのう、ナンジャモさん……?」

 ほくそ笑むナンジャモに話しかけるヨーコ。明るく振り向くナンジャモ。

「あい、わかった! おけおけなるへそ物語~! トップの代わりに視察にきたキミに! ナンジャモの本気見せたろやないかい!」
「ありがとうございます!」
「んじゃもー、さっそく本気バトりやっちまう~!?」
「お願いいたします!」
「おーっし! そいじゃバトり場へおもむくぞよ~!」

 ということでメインストリートのバトルコートへ。多くの観客で賑わっている。
 ナンジャモ、スマホロトムを出し、撮影開始。

「ドンナモンジャTVをご覧の皆の者! おはこんハロチャオ! ナンジャモです!」

 スマホのカメラがヨーコに向く。

「本日のゲストは、なりたてホヤホヤ、新チャンピオンのヨーコ氏だ~!」
「あ、おはこんハロチャオですー……」

 ナンジャモ、ヨーコに、

「ヨーコ氏ってば、ジムリ界隈でも激バズな話題の中心なんだよ~?」
「えっ、恐縮です!」
「思えばキミのジムテストっぷり、超ビリビリっとキテたんだよねぇ」

 ナンジャモ、カメラに向いて、

「どんだけバズる動画になるか、今から数字が楽しみすぎる~! んじゃもー、動画の引きはこのくらいにしといて……、皆の者もお待ちかね! そろそろバトりいってみよっか!」

 お互いバトルコートの位置につく!

「ジムリーダーナンジャモが! めったに見れない本気出してみた!」

 1体目、タイカイデン登場!

「本気ナンジャモはプレミアぞー! 目をコイルにして視聴せよー!」

 対するポンさん。あえてくさのまま(よっぽど嬉しかったのか変えたがらなかった)。
 じごくづきで攻撃! しかしぼうふうで効果抜群くらう。めげずにツタこんぼうで落とした後にじごくづきでとどめ!
 2体目、レントラー対ヒナじろう。特性:いかくで攻撃下がる。

「あんまし関係なし! ルミナコリジョン!」

 特防がっくり下がる。しかしワイルドボルトでぶつかられた上にかみくだくで効果抜群。が、マジカルシャインで目眩まししルミナコリジョンでとどめ。
 3体目、マルマイン対ぴっかりさん。イカサマ攻撃で先制くらうも、あなをほるぴっかりさん。その間にエレキフィールドをはるマルマイン。あなをほる攻撃するが、でんじふゆうでならず。イカサマをくらうがとっさにかみなりパンチで地面にめり込ませた後、即座に掘った穴に潜ってワンパン。



 4体目、ハラバリー対ゴンさん。のしかかるがエレキフィールドと特性:でんきにかえるの影響で強化されたかみなりくらう。
 組み合ってのしかかり返すがリフレクターで少し防がれやっぱりかみなり。ギリギリで耐えるゴンさん。しかしふいうちくらって倒れる。
 ポンさんに交代。ふいうちにたえ、ツタこんぼうでリフレクター割ってとどめ!

「ヨーコ氏さぁ、もうちょっとボクを立ててもいいんじゃない?」

 口をとがらすナンジャモに、

「いやいや、立てたら負けますわ」

 5体目、ムウマージ! ヨーコはまんじゅう!

「出でよひらめき豆電球ー! 勝利の発明キュピピピーン!」

 ムウマージ、テラスタル!

「まんじゅう、こっちもテラスタルじゃ!」
「オオー!!」
「ぶちまくれんさい、まんじゅう!」

 まんじゅうテラスタル!
 ムウマージ、シャドーボール! まんじゅうどくづき! どく状態にすることに成功する。

「ビリっとバリっとじゃんけんポン! でんきに弱いのよっといでー!」

 ムウマージ、まんじゅうにチャージビーム!

「まんじゅうにでんきは効きません!」
「って思うっしょ?」

 目がパチパチなってるところにシャドーボール! 特防を下げられる。ためしにじしんをおこしてみるが特性:ふゆうで効かず。

「なるほど、さすがインフルエンサー……」

 目がしぱしぱなっているところにまたまたシャドーボールくらう。一か八かのメガホーン! 倒れるムウマージ!

「新チャンピオンってすごすぎっ!?」
「まんじゅう、さっすがあ!」
「ドオー!」

 まんじゅう戻すヨーコ。ナンジャモ、撮影しながらヨーコに近づいて、

「いやいや、負けてくやしい気持ちもあるけどさあ……?」

 画面を確認するナンジャモ。

「今回のドンナモンジャTV、視聴者数爆上がり! あーん、幸せ! 天に召され~!!
 やっぱ話題の人物は集客力が違うわ~!!」
「あはは……」

 照れ笑いヨーコ。

「また定期的にコラボしてね! あとほかの配信者の動画には出ないでね!」
「え、ど、努力します……?」
「そんじゃもートップによろしく! いいカンジに報告しといて~!」
「は、はあ」
「みんなの目玉をエレキネット! 何者なんじゃ? ナンジャモでした~!」

 画面に手を振るナンジャモ。ヨーコもにこやかに手を振る。
 その後ナンジャモと握手してジムで別れるとすっかり夜更け。夕食をハッコウシティでとって寮に戻って寝る。

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