season2　7話　ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー（ポケモンAＹG）

7.『仮面奪還大作戦～対イイネイヌ・礎の面～』

　次なる目的地はイイネイヌのいる楽土の荒れ地。道中サンドウィッチ食べたり。パルデア式の食べ方の話とかしたり、オーガポンに他のメンバーを紹介したりするヨーコ。
　荒れ地に着いて、ヨツハさんとの出会いを話しながら行くと、向こうにデカイ犬ポケモンが。

「あ」
「あー！」

　叫び、駆け寄るふたり。ぴっかりさんはオーガポンの護衛。イイネイヌがいた！

「パワフルなやついた！　悪そうな筋肉イイネイヌ！！　──そしてやっぱりこいつも大きくなってんのね……」
「あはは、スパイスの力ってすごーい……」
「ピーカチュー……」

　棒読みのヨーコとぴっかりさん。

「……ヌ？」

　こちらを見るイイネイヌ。ゼイユ、ニヤリ。

「ヨーコ！　あいつにぎゃふんと言わせるよ！」
「合点！」

　まんじゅう、モルペコを出すふたり。

「ヌンダ、ヌンダ！　ヌンダッフル！！」

　気合いを入れるイイネイヌ。防御がぐーんと上がる。

「おしゃれマフラー腹立つ！　えげつないおすわりさせてやる！」

　モルペコ、でんきショック。雨が降っているので少しは効いて動きがわずかに止まる。
　まんじゅう、じだんだで効果抜群。

「へーえ、それが弱点なんだ！　ナイス分析よ副リーダー！」
「マフラーっぽいのが同じじゃったけそうかと思うたら、当たりみたいじゃ！」
「なるほど！　でもとどめはあたし！　リーダーに譲んなさいよね！」
「なるべく頑張る！」

　モルペコ、どくどくのきばをくらう。特性どくのくさりで猛毒に。しかしでんきショックを浴びせる。がんせきふうじで足元をふさぐが、効果は今一つ。
　ついにどくどくのきばでやられるモルペコ。しだんだをかますまんじゅう。

「防御が上がってるとはいえ、やたらと固いわねこいつ！」

　ゼイユ、グラエナを出す。いかくで攻撃が下がる。

「久々にあれ、使わせてもらうかね！」
　ヨーコ、まんじゅうをテラスタル！
　グラエナ、とっしんするも当たらず。けたぐりで大ダメージ。
　まんじゅう、強くなったじだんだ。グラエナ、決死のとっしん。急所に当たる。

「変なとこ当たっちゃったー？」

　煽るゼイユ。しかしグラエナけたぐりに倒れる。再びじだんだ。半分近くまで削れた。
　ゼイユ、チャデスをくり出す。
　特性おもてなしで作られたお茶を飲み干して体力回復のまんじゅう。

「わ、すごい、ありがとう」
「特性おもてなし。立てたお茶を味方に飲ませて回復よ。感謝なさい」

　イイネイヌよぶんまわす、で効果抜群をくらうチャデス。ついでに特性どくのくさりで猛毒をくらうも、しびれ粉で麻痺させる。
　一方、じだんだでじわじわ追い詰めるまんじゅう。メガドレインで少し回復するチャデス。
　ついにけたぐりをくらうまんじゅう。

「おー！　がおー！」
「ピーカチュー！」

　応援してくれるオーガポンとぴっかりさん。チャデスとまんじゅうの攻撃が上がる。
　メガドレインとじだんだでついに倒れそうになるイイネイヌ。しかしけたぐりを放たれ倒れるまんじゅう。

「最後のひと押し、あんたに決めた！」

　ヨツハさんを出すヨーコ。
　チャデスのメガドレイン、ヨツハさんのドラコンクロー。まひして動かないがそれでも倒れないイイネイヌ。ついに倒れるチャデス。
　ゼイユのクルマユがくさわけで急所に当てる。よろめいてくるイイネイヌ。あと少し。
　こわいかおでサポートにまわるヨーコとヨツハさん。そしてついにクルマユがくさわけでとどめ！！
　膝をつき、逃げるイイネイヌ。

「おととい来やがれってのよ！」

　叫ぶゼイユ。そして見ると、

「あいつもお面落としていった！」
「ぽに！」

　オーガポン、嬉しげに拾う。岩のお面。

「わ、固そうなお面！」
「よし！　2つ目も取り戻したね！」

　写真パシャリ。

「ぽにおー！」

　オーガポン大喜び。

「やったねオーガポン！」
「よかったあ」
「ピーカチュ」

　ゼイユ、ヨーコに振り向き、

「あんたとなら、どんな敵でもへっちゃらって感じだわ！」
「いやいや、それほどでも……」
　笑いあってから、ふとゼイユが、

「……スグも一緒に来ればよかったのにね」
「……うん」

　切り替えるように言うゼイユ。

「残りは1つ！　ラストともっこもこらしめるよ！」
「おー！」