音楽と私#1

実は今回、タイトルを『カラオケと私』にするか『音楽と私 』にするか少々迷った。しかし書く内容をあれこれ推敲するうちに、自分にとって”音楽”という大きな枠組みから”歌”という要素だけを抜き出すのは難しいと感じたので、やや大仰ではあるが『音楽と私』とした。

私はカラオケが好きである。というか歌う事が好きである。車での移動時間は私にとっては歌唱タイムだ。仕事中なども鼻歌を唄っていたりして、それがノってくると本人が気付かないうちに鼻歌では収まらないボリュームになっていたりすることもよくある、らしい(笑)。

じゃあ歌だけなのか、と言われるとそうでもない。
楽器に触ることも(ただの下手の横好きだが)好きだし、特に何もない時でも知らず知らずのうちに手なり足なりでリズムを取っている。

別に絶対音感などあるわけでもない。
何かしら習ったりトレーニングしたりということもない。どれを取ってもごく素人のレベルだ。

ただただ”音を奏でるのが楽しい”、それだけなのだ。
『音学』ではなく『音楽』。義務教育で受ける授業の中で「楽しい」なんて字が使われている学科は他に類を見ない。
改めて文字にしてみると実にいい言葉だ。

母の言によると、私は幼稚園で新しい歌やハーモニカの曲を習ってくると、必ずそれを帰宅したら母に聴かせていたそうだ。
私自身はほとんど覚えていないのだが、幼い頃から音楽に携わるのがよほど好きだったのだろう。
何故そっちの道に進まなかったのだろうか。

小学校に上がる頃になると、当時テレビっ子だった私は歌番組やアニメ・特撮、ドラマの楽曲に至るまで色んな音楽を聴いては歌い、あるいはリコーダーで耳コピして遊んでいた。特にリコーダーでの耳コピは『あ、これこの音だ!』という発見が、そうして一つ一つピースを埋めて曲が完成していくのがとにかく楽しかったのを覚えている。
のちにコピーする対象にはゲームミュージックが含まれていく。その辺りはまた別の機会にお話したい。

初めてカラオケに誘われたのは高校に入ってからだろうか。最初は人前で唄うのに緊張した。学校の授業では何とも思わなかったのに不思議なものである。
今なら絶賛「オレの歌を聴けぇっ!」なのだが(笑)。


イマイチまとまりがないまま次に続く。

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