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ラーメンに魅せられて VOI.4

先日、久しぶりに行ってきたお店がこちらです。

ここのつけ麺がとてもおいしく、何度か行ったことがありますが
久しぶりに(2年ぶりくらい)行っていろいろ変わったところがありました。

まず、店内のテーブル席が以前は一枚板のような大きなテーブル席(4人かけですが6人くらい座れる)が2つありましたが、それがなくなり普通のテーブル席が3つに増えていました。

また、つけ麺に関してはチャーシューも同じ豚バラではあるが変ってました。どう変わったか説明しづらいですが(笑)

それと、一番気になったのが入店した時点では従業員が全員2,30代の女性でした。
女性だから良い悪いはもちろんないんですが、全員無表情で淡々とラーメンを作り運んでくるだけという感じで、以前はもう少し活気のある感じでした。

食べてる途中に40歳前後くらいの男性が厨房に入り、少し笑顔もありましたが、なんか雰囲気がやっぱり以前と違いました。

肝心のつけ麺ですが、私はそんなにグルメでもなければ舌が肥えてるわけでもありません。食べることが好きなだけで、基本なんでもおいしく食べられます。
ですが、今回食べた時に、以前より味が落ちている?ように感じました。

もちろんおいしかったですが、もう少しスープに魚介豚骨のうまみが欲しく(豚骨のうまみではない甘味だけが強い)麺も以前の方がのどごしが良かったような・・・
勘違いかもしれませんが、麺はもっとおいしかったはず!!!

また行くか行かないかと言われれば、また行きます(笑)
(この流れだと次はないという流れですが、普通においしいので行きます)
ただ、混雑時はかなり並ぶので、並ばない時間に行きたいですね。

で、今回何が言いたいかというと、ラーメンを作っているというより、スープを器に盛って、麺を時間通り茹でるだけの作業なんです。
麺が茹で上がっても状態を確認せずに、そのまま水で絞めて器に盛る。
つけ麺は麺がとても大事なのでもう少し茹でに気を使ってほしいと個人的には思いました。
値段も、それなりの値段ですし。

おそらく、厨房の女性も職人という感じでもなくマニュアル通り作っているだけですし、もちろん誰が作っても同じものができるオペレーションはすばらしいと思います。

ただ、これは私の勝手な思い込みですが、味が落ちたと感じた理由はここにあるかもと思いました。

昔、イタリアンの落合さんか中華の陳さんが言っていた記憶がありますが、料理をおいしくする最高の調味料は「愛情」だと。
「美味しくなーれ、美味しくなーれ」と思って作った方が絶対においしくなると。

確かに同じ材料、同じ調味料を同じ分量で作っても作り手によって味は全然変わります。もちろんその人の腕によるところが大きいですが、こういった気持ちはとても大事だと思います。

ラーメンで言えば、麺を茹でるときに時間で茹でますがこれはあくまで目やすで、時間がたってからでも、ゆであがりを必ず確認する人は大勢います。
こういうところまで気を配れる人がプロなんだと思います。

上述したように、確かにオペレーションを確立し、完全マニュアル化すれば味のブレは起こりません。
ただ、やはり感動するほどの料理にはなりませんよね。

もちろん、この味には誰とたべるかや店の雰囲気、接客態度もかかわってきます。

ラーメン屋一つにしても感動するラーメンは多くとは言いませんが、私が言った中でも何件かあります。
やはり、作る過程の真剣さが違うように感じます。

先日のつけ麺がどうこうではないですが、せっかくとてもおいしかったのに、美味しいくらいになってしまったことが少し残念に思いました。

今回は、そんな話です。
それではまた。

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