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歌詞と雑文。

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#詩

風の言葉

風の言葉

 言葉は際限なく溢れ そのほとんどが意味を持たない
 言葉の半分は空に消え こころの半分を隠す
 本当の気持ちは半分も見えない
 残った意味も 風に揺れる葉のよう

 さよなら ホントのさよなら

 言葉は鳥のように空に飛び立ち 遠くに散っていく

 聞こえていた笑い声 輝いていた光
 その影は地上に残る こころの欠片
 波に揺れる水面のように ささやかに揺らめく
 隠れた半分のこころには もうひ

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ぽいっ

ぽいっ

必要な物なんて手にしている、
考えてみて、始めると、
一歩踏み出す勇気が必要になる

夢中になっている時には気づかない
本気で、ホントに欲しいなら、
すべて捨てる、覚悟がいる

僕には分かる
知ったかぶりが、必要だって、
そして、
失って、求められる
そんな、物は必要ないよ、

ぽいっ

月と鈴虫

月と鈴虫

燃えるように熱い
ぼくはヨワネを半分隠す
きみはホンネを全部隠す
そして徐々に冷めていく

きみは黒い服を着る
ぼくは白の服を探す
そして徐々に冷めていく

気まずい流動
依存する衝動
存外ベラベラ
トキドキ無口

きみはぼくを信じさせる
信じさせるほど信じない
そして徐々に冷めていく

愛

愛は静かな波のように心の岸辺に寄せる
言葉に出来ない想いを優しく包み込む

愛は月の光のように降り注ぐ
目に見えないけど確かな温もりを感じる

愛は星のように夜空に輝く光
遠く離れているだけ求めてしまう

愛は花のように季節を超えて咲き誇る
その香りは永遠にこの胸に残る

愛は風のようにそっと思い出を運ぶ
それは自由を求め続けること

愛はすべてを許すこと
愛はそのすべてを受け入れること