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大手コンサルに中途入社して最初の1ヶ月目の過ごし方

こんにちは、アンバーです。

ベンチャー役員から大手コンサルに転職して、最初の1ヶ月目について振り返ってみます。

前提として、入社前は有休消化でゆっくり過ごしていましたが、この期間に前職の方々など色んな人たちと食事に行って話をしたり、多くの本を読んで過ごしていました。

入社初日は、オフィスのセミナールームに集まり、オリエンテーションが行われました。
ちょうど年度初めでしたので、入社する人も多く、たしか100人以上はいたと思います。パソコンの設定を行い、夕方に簡単なパーティーがありました。

翌日からは全てオンラインでのオリエンテーションと研修が続き、丸々1ヶ月間、研修期間として自宅で過ごしました。

前職では人事の責任者もしていましたが、ここまで手厚く中途入社の方に研修するなんて事は無かったので、さすが大手コンサルは違うなぁ、と人事目線で感心しました。

研修内容はオンラインではありながら、議事録の取り方からロジカルシンキング、ファイナンス基礎やスライドライティングなどを個人ワークやチームでのグループワークをこなしていき、最後の3日間はチームでケースを元にした提案書をひたすらつくり、プレゼンするという内容でした。

※画像はイメージです。

周囲の同期入社の方々は、およそ20代〜30代前半の大手日系企業出身者が多く、スタートアップやベンチャー出身の人はあまりいませんでした。年齢も30代中盤の自分が結構上の方かな?という印象でした。

ただ、チームでワークをする際は、皆さんベースが優秀だなと感じることが多く、やはり人材レベル高めだなぁと感じました。

研修内容は割と基礎的なものが多く、社会人経験がそこまで無い方でもついていける内容のように感じました。

私は前職では研修講師もやっていましたが、一から学び直すつもりで臨んだのですが、改めて自分が研修受講生という立場で受講すると、結構できてない自分もいて、まだまだだなぁと痛感し、偉そうに講師してて前職の方々には若干申し訳ない気持ちになりました…

この研修期間に1番痛感したのは、自分がパワポをしっかり使いこなして来なかった事でした。
周りの方々は、苦手なんです〜と口では言いながら、普通にパワポで図式化したり、アウトプットが早かったのですが、私は少し時間が掛かっていました。

振り返ると、前職は資料なんて作らず、Word一枚やExcelひとつですぐ意思決定していたので、他人を説得するためにパワポを使う機会があまりなく、あっても採用説明会や上場準備中の各関係者向けの会社説明くらいでした。

プレゼンを前提にしたものだったので、スライドにキャッチーな写真を一枚だけ載せて、ひたすら喋るようなスタイルが多かったように思います。

営業を長くやっていれば別かもしれませんが、主にコーポレート部門が長かった私は、経営陣とも付き合いが長く、前提の価値観や考え方を共有しているため、資料を用いて論理的に説得することが少なかったのだなと振り返りました。

もしかしたら、新卒でベンチャーやスタートアップに入り、サクサクと意思決定していく環境だった方にとっては、大手企業やコンサル会社に転職する際にギャップに感じる部分なのかもしれません。


とはいえ、チームで議論しながら提案資料を作っていくプロセスはとても面白く、自分の相対的な実力もなんとなく見えてくる部分もあったので、良い機会になりました。

その後、実際にプロジェクトに入ると、必ずしも研修でやったことがすぐ活かせた、ということはほぼありませんでしたが(汗)

中小ベンチャー企業や普通の事業会社ではなかなか中途入社者に出してじっくり研修する余裕も無いと思いますし、少なくとも前職ではそんな贅沢な時間の使い方はさせられなかったのですが、今回のように、中途入社者でも約1ヶ月間しっかり研修期間を設けることは、気持ちやスタンスの切り替えとしても、また同期入社の仲間づくりとしても、良い取り組みだなと人事目線でも思いました。



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