見出し画像

秋というには短すぎる季節に

先日雑誌POPEYEの最新刊を買った。秋服買いたいな。でも秋は短いし冬服は高いし我々のお財布の紐はどこで緩くしなくてはならないのか。
最近は肌寒くて、でもトレーナーを着るには少し暑くて。シャツをかっちり着るのは性に合わない。第一ボタンは開けていたい。
カーディガンを着るためにもインナーは必要で、シアー素材にするのかタートルネックにするのか、はたまたシャツを着るのか。重ねて着てみたらまだ暑かったなんでことが往々にして起こり得る。

そんな私の秋の1番の思い出は高校生の頃に行ったナイトサファリ。動物に関心はあまりなく、どちらかと言うと動物園よりも水族館の方が好きだった。だけど夜の動物園は良かった。
何より動物園特有の匂いが目立たなくて快適だった。そして普段は寝ている夜行性たちが起きていたのもなんだか嬉しかった。
でも1番は当時付き合っていた人といけたからだと思う。

当時付き合っていた人との秋の思い出は動物園のほかに、お祭りや公園でのデート、初めてのお泊まりに放課後一緒に近所の猫と木の枝で遊んだりした。
結局彼とはあまり良い別れ方はできなかった。彼はアルバイト先の人とも関係を持っていた。彼は1つ学年が上のいわゆる先輩で私より先に大学生になっていった。ちょうど秋頃、当時アルバイトをしていた彼が気を遣ってご馳走してくれることが多く、それが私には嫌だったから、彼の大学合格祝いで食事をご馳走できてよかった。
別れ方は決してよくはなかったし、私は別れる時大泣きしていたけれど彼のことは不思議と嫌いになれない。その時は大嫌いだったけれど。

秋になると彼を思い出す。元気にやっているだろうか。
連絡先を消しSNSも繋がっていないため彼が今どうなっているのかはわからない。けれど肌寒くなると、彼と動物園に行く前に飲んだスタバのさつまいもの新作が飲みたくなる。


秋は何を着ますか?
できれば思い出を暖かく包むような厚手のものが好ましい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?