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10ヶ月健診の状況から考える男性の育休について

最後まで公開するか迷った記事になります。育休について思うところを述べています。シリアスな内容になっていますので注意をお願いします。

記事のきっかけ 次男の10ヶ月健診

先日、次男を10ヶ月健診へ連れていきました。
長男の時に一歳半と二歳半健診へ連れていったので今回は慣れた様子で健診会場へ迎えました。
以前も同様だったので予想していましたが、会場に子供を連れてきていた親御さんはほぼ女性。
男性で連れてきていたのは僕を含めて二人だけでした😅

健診の為に来ているのでなるべく意識しないようにしていましたが、待合室で順番が呼ばれるまでの時間の居心地は正直良くなかったです💦
こういったイベントへの参加率の低さを目の当たりにすると、僕自身も含め男性の育児への関与を改善していくべきと考えさせられました。

我が家は僕が世帯収入の主になっているため、僕が仕事メイン、妻が育児メインとなっています。
僕自身も多くの単日イベント(平日の小児科への受診等)は妻に依存しているので理想と現実の乖離は認識しています。
中々そういった日々のやり取りに参加しきれない事に申し訳なさと、妻からの不満を受け止めてどうあるべきか何時も悩まされます😔
時短勤務をすれば子育てへの時間は確保できるでしょうが、一方で給与の減少は生活に直結するので如何ともし難いところです。

さて、健診会場で順番を待っている間に、ふと次男の出産直前に僕が育休を取るかで悩んでいた時のことを思い出しました。
今回はその事について触れていきたいと思います。

次男の出産に合わせ育休を取るべきか悩んだ当時の心境

僕達夫婦は互いの実家から離れている所に住んでいます。
そのため、次男の出産時にどの様に対応すべきか妻と色々と議論を交わしました。

互いの両親をヘルプで招いて長男の面倒をみてもらうのは、両親の都合や体力的に長男の相手をするには難しいと判断し断念しました。

そのため、次点の策として僕が育休を取るかについて議論を交わしました。
男性も育休取得が一般化しつつあり、勤め先でも何名か取得した人がいます。
会社も育休の取得率公開に備え、育休取得の意志を事前に上長が確認することを求めるようになりました。

こういった環境下から育休を僕が取ることを考えましたが、僕はその決断を下すことが出来ませんでした。
その最大の理由は、職場での僕の立ち位置にありました。
僕は今、会社で係長として数名の部下をまとめている立場にあります。
所属部署は顧客対応をしており、幾つかあるグループでそれぞれ受け持つ顧客範囲が異なっています。
そのため、僕が受け持つ顧客の情報を把握しきれているのは部下たちしか居ません。
上長とは報連相を意識して行っていますが、上長は僕のグループの事だけを取り扱っている訳ではありません。
また、部下もそれぞれが担当業務を割り当てられており、僕の仕事を兼任させるのは憚られました。

こういった代わり手を捻出しにくい立ち位置にあって、僕は仕事を優先すべきか家庭を優先すべきか判断を迫られました。
家庭あっての仕事かもしれませんが、自営業でなければこの2つは独立しており、天秤にかけれるものではないと考えています。
会社のことを優先して育休を取れない環境は最低だ、みたいな論調をされている記事を幾つか見かけました。
この意見は正しいのかもしれませんが、僕なりの意見を述べたいと思います。

職場とは上司だけが作るものではない

上意下達のルールはあれど、職場は上司・部下の双方で形成するものだと考えています。
育休を取得するのであれば、取得可能な環境を事前に構築する必要があると思います。
これは職場の関係者が一丸となって取り組むべきテーマです。
個々の部署の職場環境はバラバラです。
会社は全体を監督しますが、個々の職場改善は所属している皆がすべきだと思います。

普段の業務で他の方が仕事を兼任できるような取り組みができていなければ、担当者が育休を取得すると一気に周りの負荷が増えます。
長年自分が所属する部署でそういった環境を構築してこなかったので、僕は育休を取得する事を選択出来ませんでした。
上長は、なるようにしかならないから取得しても良いよ、と言ってくれましたが僕は自己都合を優先しきれませんでした。

僕の場合は奇しくもコロナの蔓延に伴ってリモートワークが推進されたこともあり、最終的に完全在宅で3ヶ月間対応する事が認められ、何とか仕事と育児サポートをこなせました。

育休の取得率を上げたいならば、育休が取りやすい職場環境を整備することが必要だと思います。
これは育休に関わらず病欠の場合でも同じです。
育休を取りにくい環境を嘆くのであれば、これまでどういった貢献をしたかも考慮に入れるべきではないでしょうか。
普段はそういったことを意識せずに仕事をしていて、育休を取りたい時にだけ会社を責める方が居るとしたら、僕はその態度に感心できないと思います。

育休・病欠で休んでも対応可能な職場環境が醸成されること、これが育休取得率を押し上げる要因の一つになると思います。
育休を取られた方が居られたら、次の方が取りやすいように自身の職場の環境改善に協力していけると良いですね。
難しいテーマですが、僕も自分なりにアイデアを考え職場の環境改善を実践していきたいと思います。


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